「守備力の限界が明らかになった」ヘンク伊東純也に、現地メディアが厳しい評価「新監督のもとで苦戦している」

2021年12月13日 サッカーダイジェストWeb編集部

「必死に自分のベストフォームを探している」

ベルギーで順調な活躍をみせていた伊東。監督交代によって積極的な守備が要求されているが…。(C)Getty Images

 現地時間12月12日に行なわれたベルギー・リーグ第18節で、ヘンクはアウェーでのヘント戦で0-1で敗れた。日本代表MF伊東純也は右ウイングバックで先発し、85分までプレーした。

 昨シーズンを4位で終えたヘンクだが、現時点でリーグは11位と低迷。ヨーロッパリーグでもわずか1勝でグループステージ敗退となり、リーグ戦は11月10日以降勝ち星なし。12月7日には指揮官交代に踏み切り、新たにベルント・シュトルク氏を招聘したが、ヘント戦でも思うような成果を出せなかった。

 伊東個人の成績としては2ゴール・6アシスト、欧州の舞台でも3アシストと結果を残している。しかし、シュトルク監督は初指揮となったEL第6節ラピド・ウィーンとの対戦を終えた後、伊東とテオ・ボンゴンダを名指しし、「より上を目指すならより徹底しなければ。テオにはそのことを話した。心はそれを望んでいるようだが、身体は今のところ準備が整っていない。それは日々のトレーニングで実現すべきだし、実践すればうまくいくだろう」とコメントしている。

 当の伊東は、この試合でも右ウイングバックに配置された。しかし、そのパフォーマンスに対し、現地メディア『sporza』は「氷点下で凍り付いている」と厳しい評価を下している。
 
「タイトル獲得を目指して始動したクラブとしては、この低調は目に余るほどだ。シュトルク監督はチームを軌道に乗せることで精いっぱいだろう。少なくとも、伊東はシーズン当初はチームの明るい話題のひとつであり、前年からの調子の良さを引き継いでいるように見えた。しかし、今は数試合前からは新指揮官のもとで苦戦し、必死になって自分のベストフォームを探している。

 伊東は、日曜日の夜に再度全体をケアできるウイングバックのような形でプレーしていた。しかし、このポジション変更によって、彼の守備力の限界が改めて明らかになった。彼は今後、努力しなければならないだろう。シュトルクはチーム全体にプレッシャーをかけて引き締めなければいけないと考えている。そして伊東たちもまた、チームのために必要な守備をしなければならない」

 同メディアは、「果たして、彼がそのスイッチを入れられるのか、じっくり見る必要がある」と綴っている。

 伊東は前監督のもとでは右ウイングで定位置を確保し、ポール・オヌアチュやボンゴンダと好連係を見せていた。新監督から与えられた新たな場所で、日本のスピードスターは活路を見出すことができるだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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