琉球FW赤嶺真吾が16年間のプロ生活に終止符。現役ラストマッチの決勝点は「一生忘れません」

2021年12月10日 サッカーダイジェストWeb編集部

「5クラブで経験させてもらったことは、すべて自分の大切な宝物」

16年間のプロキャリアにピリオドを打った赤嶺。写真:塚本凛平(サッカーダイジェスト写真)

 FC琉球は12月10日、FW赤嶺真吾の現役引退を発表した。

 沖縄県出身の38歳。鹿児島実高から駒澤大に進学し、卒業後の2005年にFC東京に加入。以後は仙台、G大阪、岡山でプレー。今季は琉球に新天地を求め、27試合に出場し、3ゴールをマークした。

 クラブの公式HPで、赤嶺は以下のようにコメント。

「今シーズンをもちまして現役を引退することを決めました。

 38歳という年齢まで現役を続けることができたのは、これまで自分を後押ししていただいた指導者の方々、チームメイト、ファン・サポーターの皆さん、そして関係者の皆さまの存在があってのことだと改めて感謝しています。

 16年前にプロサッカー選手としての第一歩を踏み出させてくれたFC東京、選手としても人間としても大きく成長させてもらったベガルタ仙台、サッカーの本質を勉強させてもらったガンバ大阪、J1昇格を目指して突き進んだファジアーノ岡山、そして地元でプレーする喜びを与えてくれたFC琉球。5クラブで経験させてもらったことは、すべて自分の大切な宝物です。

 15歳で鹿児島へ渡ったとき、まだ沖縄にJリーグのクラブはありませんでした。各地でいろいろな経験をさせてもらい、地元に生まれたプロサッカークラブで現役生活を終えられることを、一人のサッカー選手として心からうれしく思っています。

 現役最後の試合、栃木SCとのリーグ最終戦で決めた決勝ゴールは一生忘れません。この試合で得点を決めてみんなで喜べたこと、そしてチームの勝利に貢献できたことは本当にうれしかったですし、やはりゴールがFWとして一番の仕事だと改めて感じました。ゴールを決めて引退できる喜びを胸に、次のステップに進みたいと思います。
 
 最後に個人的な話になりますが、小さな頃から全国どこへでも応援に駆けつけてくれた家族、親族には心から感謝しています。

 16年間のプロサッカー選手生活、皆さんの応援に支えられて、すべてを出しきることができました。やりきりました。

 長い間、本当にありがとうございました」

 J1では249試合・68得点、J2では179試合・20得点。ここぞという場面での決定力に優れ、チャンスメイクや守備でも献身的なプレーを披露。最後は地元クラブで、スパイクを脱いだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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