現地時間12月８日に開催された女子チャンピオンズ・リーグのグループステージ第５節で、チェルシー女子はユベントス女子とホームで対戦。互いに譲らずスコアレスドローで終わった注目の一戦で、前代未聞の事態が起こった。

　英紙『The Sun』によれば、試合終了間際の87分、若い男性がチェルシーのキャプテン、マグダレーナ・エリクソンと自撮りをするためにピッチへ乱入。迷惑行為にスタンドからブーイングが飛ぶが、同僚のサム・カーが起こした行動によって、一瞬にして歓声に変わった。

　なんと28歳のオーストラリア代表FWは、乱入者にショルダータックルをお見舞いし、吹っ飛ばしたのだ。地面に倒れ込んだ若者は、即座に立ち上がると、そのまま係員と共に小走りでピッチを後にしている。
【動画】場内の歓声にも注目！豪女子代表FWによる衝撃の一発KOをチェック

　この行為でカーにはイエローカードが提示されたものの、鮮やかな撃退に拍手喝采となったスタジアム同様、ツイッターでも称賛のコメントが集まっている。

「勇気がすごい」
「サム・カーがさらに好きになった」
「イエローカード？金メダルにすべきだ」
「愚か者に完璧なヒット」
「サム・カーが一発KO」
「スポーツマンシップと優しさだけではないことを教えてくれた」
「なぜ彼はすぐに追い出されなかったんだ？」
「素晴らしいが、彼女がそうしなければならなかったのは悲しい」

　乱入者が選手に近付くのは危険性を帯びるため、こうした状況を招いたのは褒められたことではないが、見事な撃退だったのは間違いない。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【PHOTO】「美人すぎる」、「セクシーすぎる」フットボーラーの妻＆恋人たち

【PHOTO】Ｃ・ロナウド、ネイマール、アグエロ、エジル、ポグバetc…世界的名手たちが誇るスーパーカーを厳選＆一挙紹介！