「間違って伝わっている」バロンドールを巡るメッシに対する発言をレバンドフスキが釈明「彼の受賞を心から祝福してる」

2021年12月08日 サッカーダイジェストWeb編集部

「誤解されているんだ」と母国メディアに釈明

7度目のバロンドールを受賞したメッシ(左)。スピーチではレバンドフスキ(右)に配慮したコメントも交えていたが…。(C)Getty Images

 ブンデスリーガのバイエルンに所属するポーランド代表FWロベルト・レバンドフスキが、今シーズンのバロンドール授賞式で発したリオネル・メッシへのコメントに対する反響の大きさに驚いているようだ。

 レバンドフスキは今回のバロンドールの投票では2位に終わり、受賞はならなかった。そんな彼に対して、7度目の受賞を達成したメッシは、スピーチで「君はバロンドールに値するし、(コロナ禍のためにバロンドールが開催されなかった)昨年は君がビッグウィナーであることは皆が知っていることだ」と語りかけていた。

 これに対して、レバンドフスキは「単なる発言に終わらず、彼には誠実であってほしい」とコメントしたと報じられており、ふたりの間には遺恨が残ったかのような報道がされていた。
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 しかし、南米メディア『TyC Sports』によれば、レバンドフスキは「メッシの言葉が誠実でないとは言っていない。間違って伝わって、誤解されている」とポーランドの番組『Kanale Sportowym』で発言したという。

「僕は彼のスピーチはとてもうれしかった。2020年のバロンドールにふさわしいと言われたときは感動したよ。リオネル・メッシという選手をリスペクトし、感謝している。そして2021年の受賞を心の底から祝福したい。

 確かに受賞を逃した気持ちは悲しいし、幸福感を逃した状態でプレーすることは難しかった。こんなに近くにいるのに、こんなに遠いなんて、苦しい気持ちは変わらない。少し時間が必要かもしれない。ただ、『France Football』にも彼の真摯な言葉が届いていることを期待したい」

 授賞式では偉大なる選手たちの間にリスペクトがあったからこその場面だったが、受賞を逃したことはやはり、偉大なストライカーにとって悲しい出来事だったようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 
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