「全て順調」新システムでの初陣勝利にラングニック監督は手応え十分!決勝弾のフレッジには「まだ会って2日だが…」

2021年12月06日 サッカーダイジェストWeb編集部

前節の4-2-3-1から4-2-2-2へ変更

初陣を白星で終え、笑みを浮かべるラングニック監督。(C)Getty Images

 現地時間12月5日に開催されたプレミアリーグ第15節で、先月29日に就任したラルフ・ラングニック暫定監督が初めて指揮を執る7位のマンチェスター・ユナイテッドは、11位のクリスタル・パレスと本拠地オールド・トラフォードで対戦。終始押し込むも、1点が遠いもどかしい展開のなか、ようやく均衡を破ったのは77分だった。

 フレッジがメイソン・グリーンウッドの落としをペナルティエリア手前で受けると、利き足とは逆の右足を一閃。力みのないフォームから放たれた絶妙なコントロールシュートで鮮やかにネットを揺らしたのだ。試合はこのまま1-0で終わり、ユナイテッドは2連勝となった。

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 クラブ公式サイトによれば、試合後にインタビューに応じたラングニック監督は、決勝点を奪ったブラジル代表MFを「愛されるべき存在だ。彼と会ってまだ2日しか経っていないが、彼は太陽のような存在だ」と絶賛し、白星で飾った自身の初陣をこう総括している。

「最初の30分は、ハイスピード、ハイテンション、ハイテンポで素晴らしかったと思う。唯一足りなかったのは、ゴールを決められなかったことだ。ハーフタイムには、速いテンポを保ち、インテンシティを高く保ち、相手を自陣に留めようと伝えた。最終的にはフレッジが力強い右足で美しいゴールを決めてくれたね。全て順調だよ。最後の3分間は明らかに相手がコーナーキックやフリーキックでリスクを冒してきたが、上手く対応できた」
 
 今節では、3-2で接戦を制した前節のアーセナル戦で採用した4-2-3-1から、4-2-2-2へとシステムを変更した。この狙いについては、前線4人、クリスチアーノ・ロナウド、マーカス・ラッシュフォード、ブルーノ・フェルナンデス、ジェイドン・サンチョの名を挙げ、以下のように説明している。

「相手をゴールから遠ざけ、一貫してプレッシャーをかけ続け、ボールを奪うことが重要だった。少しだけ以前と異なるフォーメーションを採用したが、変化は些細な部分のみだ。マーカスとクリスチアーノの2人のストライカーを前線に置き、ジェイドンとブルーノを10番のポジションにした。それ以外のメンバーはいつもと同じポジションだ。クリスチアーノが前線でパートナーを持つことで、ピッチの中央でコントロールできるほうがいいと考えた。それが上手くいったと思う」

 満員のサポーターで埋まったオールド・トラフォードでの戦いを終え、「素晴らしい雰囲気だ。彼らがチームに力を与え、困難な状況でもチームを助けてくれる」と感謝も伝えた新指揮官。心強い仲間たちとともにレッドデビルズを完全復活させることはできるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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