「試合中に監督の私に怒鳴ってきた」去就注目の旗手怜央、順大時代の“恩師”堀池巧が明かした秘話に英国メディアも関心!「だったら僕を使わなければいい」

2021年12月01日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

「シュートしちゃいけないんですか?」

今冬の移籍が注目されている旗手。(C)SOCCER DIGEST

 セルティックはこの冬、川崎フロンターレの旗手怜央を獲得するのではないかと騒がれている。サポーターやスコットランドのファンは、日本からの新たな補強候補が古橋亨梧に続く大ブレイクを果たせる選手なのか、注目しているだろう。

 地元紙『Daily Record』は11月30日、元日本代表DFで現在は順天堂大学の指揮官を務める堀池巧監督が回想した、大学時代の旗手のあるエピソードを紹介している。「キャリアのターニングポイント」になったというエピソードだ。

 それはJリーグのチームと親善試合をしたときのことだった。堀池監督は「彼がウイングから切り込み、先輩チームメイトがゴールに向かっていた。我々はパスを出すように叫んだが、彼はパスをせず。自分で狙って角度のないところからサイドネットに外した」と振り返っている。

「そうしたら、まだ試合は続いているのに、彼はベンチに来て『シュートしちゃいけないんですか?』と怒鳴ってきた。全員の前で、指導者である私にね(笑)」
 
 堀池監督は大学近くのレストランで旗手と話し合いの場をもうけたこともあったという。だが、もっと敬意を払う必要があり、そうでなければ起用できないという指揮官に対し、旗手は「だったら、僕を使わなければいいじゃないですか」と返してきたそうだ。

 5分も経たないうちに話が終わってしまったが、堀池監督は辛抱強く旗手を待った。するとその後、選手からもう一度話したいと連絡があったという。堀池監督は「今度は車で2時間ほど話して解決した」と明かしている。

「彼とはいくつかのことがあったが、彼はそれらから学んで成長した。最後の年になるころには、後輩選手たちと話し、アドバイスしていた」

 血気盛んだった若者は、Jリーグデビューから2年と経たないうちに日本代表にも選出され、そして海を渡るのではないかと言われている。成長を続ける24歳がこの冬、どんな決断を下すのか注目だ。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部

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