釜本邦茂氏が、小学生を熱血指導! 「KAMAMOTO Football Festival in 静岡」レポート

2021年12月02日

11月7日(日)、磐田東高校にて開催。

1968年メキシコ五輪の得点王の釜本邦茂氏。いまも精力的に全国を周り指導を続けている。写真●滝川敏之

 株式会社スリーボンド主催の「KAMAMOTO Football Festival」は、同社の社会・地域貢献活動の一環として行なわれているサッカー教室で、釜本邦茂さんと一緒に年3回のペースで全国各地を回っている。

 今年2度目の開催地となったのは静岡県磐田市。他の地域に比べると女の子の参加が多かったのは、さすがは日本の"サッカーどころ"といったところか。小雨や寒さも心配されていたが、すばらしいサッカー日和となり、集まった100名の子どもたちの大半が半袖だった。

 開会式が終わると、すぐに釜本さんによるサッカー教室がスタート。ボールを使ったストレッチからドリブル、パスなどの基礎練習を行なって身体をほぐすと、マイクを特別講師の福西崇史さんに渡して、より実践的なメニューへ。釜本さん直伝のキック講座があったり、イベントをサポートしてくれた女子サッカーの名門、磐田東高校の選手たちとドリブル競争があったりと、盛りだくさんの内容だった。

 後半のミニゲームに入っても、子どもたちのエネルギーは落ちることなく元気いっぱい。やはり高学年はレベルが高かった。最後は学年ごとにリフティング大会が行なわれ、優勝者が表彰された。彼らを中心に講師やスタッフも混じって実施された、磐田東高校チームとのエキシビジョンマッチもおおいに盛り上がった。

 サッカー少年少女を応援したい、という思いのつまった「KAMAMOTO Football Festival」は、およそ4時間、楽しさ満載のイベントになったが、その中でも上達、成長のためのヒントはたくさんあった。また、新たなモチベーションを感じた子もいただろう。それぞれが成長して、これからも"サッカーどころ"静岡の意地と力を全国に見せつけてほしい。
 

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