ユース年代の日本一決定戦が中止…コロナ禍で高円宮杯プレミアリーグの全日程消化が困難に

2021年11月26日 サッカーダイジェストWeb編集部

リーグ戦は総勝点÷試合数の「勝点平均」で順位決定を行なう可能性も

高校勢では無類の強さを見せる青森山田はEAST2位につけるが、首位の清水よりも2試合少ない状況だ。写真:田中研治

 日本サッカー協会は11月26日、現在行なわれている高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグのEASTとWESTの1位同士による王者決定戦、「高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 2021 ファイナル」の開催中止を決定した。
 
 これは、プレミアリーグがコロナ禍により多数の試合が延期となったため、EAST/WESTそれぞれ全18節90試合の消化が困難となったための措置。これにより、1試合でも多くの試合を実施し、選手たちの活躍の場を確保するため、リーグ終了日を当初の12月5日(日)から1週間延長し、同12日(日)とすることを決定。当初、12日に開催されることになっていたファイナルが中止となった。

 リーグ戦は、不成立試合があり、全チームの試合数が異なる場合は、実施委員会の判断の下、勝点平均(総勝点÷試合数)で決定する場合があるとされている。EASTでは、清水エスパルスユースが11月26日現在、15試合を消化して勝点34で首位となっているが、2位の青森山田は13試合を消化して同31と、勝点平均では清水ユースを上回る状況となっている。

 また、WESTでは16試合を消化したサンフレッチェ広島が勝点33で首位を走るが、勝点平均では10試合を消化し同21で3位の大津高がトップとなっている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 
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