「タフな試合だった」新生なでしこ撃破のアイスランド指揮官、アグレッシブさを打ち出した池田ジャパンの印象は?

2021年11月26日 サッカーダイジェストWeb編集部

「我々の意図がうまく結果に反映された」と満足感

日本の長野(15番)を包囲するアイスランドの選手たち。(C) JFA

 なでしこジャパンは11月26日、オランダのヤンマースタディオンでアイスランド女子代表と国際親善試合を行ない、0-2で敗れた。

 日本は立ち上がりパスワークからゴールに迫るものの、14分に失点。さらに77分にも追加点を許してしまう。日本は池田太新監督のもと、高い位置からのアグレッシブなボール奪取を狙いとして臨んだが、初陣を飾ることはできなかった。

 試合後、「非常にタフな試合になった」と振り返ったアイスランドのソルステインハルドルソン監督は、なでしこジャパンの印象について「大変いいサッカー、ポゼッションサッカーをしていた」と語った。また、「非常にクリエイティブなチーム」と日本を評しつつも、「選手たちはよく対応して、非常にタフに戦った」と勝利を掴んだ自チームを讃えた。

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 高い位置でのボール奪取を狙った日本のアグレッシブな守備については、「チャンスをつくり出すためにボールキープすることが重要だったが、日本から強いプレスが掛かることは分かっていた。ラインを高く取って裏のスペースをなるべく活用する作戦を使った」と対応。いずれも日本のディフェンスの背後を突く得点には、「(ふたつのゴールとも)ロングクロスから生まれたが、そういう意味でも我々の意図がうまく結果に反映された」と満足感を示した。

 新体制のもと、新たなスタイルを前面に押し出したなでしこジャパンだが、敵将の戦略に狙いを外される形となってしまった。なでしこジャパンは現地時間の29日にオランダ女子代表と対戦する。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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