群馬頂上決戦は前橋育英が制し、“47番目の切符”を獲得! 残るは茨城代表の1枠のみ【選手権予選】

2021年11月23日 高校サッカーダイジェスト編集部

12月5日に全代表校が出揃う

1点を争う好ゲームをモノにしたのは前橋育英(左)。名門が2年ぶりの本大会行きを確定させた。写真:徳原隆元

 11月23日、全国高校サッカー選手権の群馬予選決勝が正田醤油スタジアムで行なわれ、2013年度大会以来の出場を目ざす桐生一と、2年ぶりの本大会行きを狙う前橋育英が対戦。桐生一はキャプテンの金沢やエースの寶船、前橋育英は長崎入団内定の笠柳、群馬入団内定の岡本らが順当にスタメンに名を連ねた。
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 先週末にプリンスリーグ関東をそれぞれ戦ったため、中3日でのゲームとなったが、序盤からインテンシティーの高い攻防戦が繰り広げられる。互いに中盤でボールを奪い合い、なんとかゴール前にボールを運び、しっかりフィニッシュにまで持ち込んでいく。前半6分には前橋育英の笠柳が浮き球で最終ラインの背後にパスを出し、U-17日本代表候補の小池がループシュートでゴールを狙うが、惜しくもゴールに繋がらない。直後の7分には桐生一が前線までボールを運び、関根がシュートを放つ。これは枠を捉え切れず、ゴールをこじ開けるには至らなかった。以降も互いに譲らず、前半はスコアレスで折り返す。

 迎えた後半、ペースを掴んだ前橋育英が立ち上がりから攻勢を強める。3分に根津がペナルティーエリア内でシュートを放てば、4分にもCKの流れからキャプテンの桑子がヘディングでゴールを襲う。そして14分、ついに均衡が破れる。笠柳のスルーパスに守屋が反応、相手DFを上手くブロックしながら右足を振り抜き、シュートを流し込んだ。
 
 先制点を奪った前橋育英は粘り強い守備で相手の攻撃を跳ね返しながら、カウンターで追加点を狙いにいく戦い方へシフト。終盤は相手のロングボール攻勢に手を焼いたが、最後までリードを守り切って2年ぶり24回目の本大会出場を手繰り寄せた。
 
 11月23日現在で本大会出場を決めているのは47校で、残るは茨城の1枠のみ。26日に準決勝(鹿島学園vs境、明秀日立vs古河一)が開催され、12月5日に決勝が行なわれる。そこでようやく全出場校が出揃う。本大会の抽選会はすでに15日に先立って実施されている。

 第100回の節目を迎える本大会は12月28日に開幕し、1月10日に決勝を実施。8年ぶりに新装なった国立競技場が使用され、開会式/開幕戦、準決勝、そして決勝の舞台となるのも注目だ。
 

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