現地時間11月20日に開催されたプレミアリーグ第12節で、南野拓実が所属するリバプールと冨安健洋を擁するアーセナルが激突。ホームの前者が４-０で勝利を収めた。

　右SBで９試合連続のスタメン出場を果たした冨安にとっては、加入後初の黒星だ。しかし、その働きぶりは、ご意見番を満足させるものだったようだ。

　英スポーツチャンネル『Sky Sports』に解説者として出演していたリバプールOBで、元イングランド代表DFのジェイミー・キャラガーは、敵チームの選手にもかかわらず、冨安に言及。試合中に「彼は私の現役時代にとても似ていると思うんだ。そう思わない？」とコメントしたという。英メディア『HITC』が報じている。

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「トミヤスは本物のDFだ。フルバックにウイング寄りの選手がいることはままあるが、彼はそうではなく、CB寄りの選手だ。彼は、私がフルバックでプレーしていたときを思い出させるんだ。もしかしたら今後は、CBとしてもプレミアでプレーしていけるのではないかと思わせてくれる選手のひとりだ。私と同じような成功を収めるかもしれないと思っているんだ」

　キャラガーは現役時代にSBを務めた経験を持ち、CBとしても活躍した。冨安は現在、日本代表ではCBを務め、所属クラブでは右SBを務めるという状況にある。ミケル・アルテタ監督の信頼は厚く、加入後からすぐに先発起用されていることからも明らかだ。

『HITC』は冨安がこれまでに12本のクロスと17本の正確なロングパスを供給しており、「今後さらに向上されることが予想されている存在だ。何せ彼はまだ、23歳である」と綴っている。

　そしてどうやら、辛口で知られる他チームのレジェンドOBにも冨安は高く評価されている。残念ながらアーセナルの無敗記録は途絶えたが、現地でもチームにとってますます重要な存在になることが期待されている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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