セレッソ大阪に所属する元日本代表FW、大久保嘉人が11月22日、大阪市内のホテルで引退会見に臨んだ。

　21年間にわたるプロ選手生活にピリオドを打った大久保は、J１通算474試合・191得点をマーク。「J１通算最多得点記録」を保持してスパイクを脱ぐこととなった。今季は２シーズンぶりとなったJ１で27試合に出場し、６得点をマークしている。
 

　会見冒頭で「大久保嘉人は、今シーズンをもって引退します」と涙ながらに切り出した大久保は、引退後のプランについて、「シーズンが終わって、話し合いながらいろいろなことにチャレンジしたい」としつつ、ある記録の達成に意欲を燃やしているようだ。

「ゴルフで90切りをやりたい。早めに切れたらいいなと、今は思ってます」

　もちろん、これまで培った経験を後進に伝えていくことにも大いに興味を持っているというが、「まだ（指導者）ライセンスゼロなんで、俺。もっとその辺はサッカーを勉強していきたい気持ちもありますし、そういう方向でもチャレンジしていきたいなと言う気持ちはあるので、少しゆっくりして考えていきたい」と、今後は指導者に限らず、幅広い視野で自身の経験を伝えていきたいようだ。

　ただ、プライベートでは「今はゴルフに毎日でも行きたいぐらい。チャレンジしたいなと。（目指すのは）プロとかじゃない。90切りですね。その目標を達成出来たら、また次の目標を立ててやっていきたい」と語るなど、引退後はゴルフに思い切り興じたいようで、「今のベストスコアは91。あとちょっとです」と笑顔を見せていた。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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