「再び世界一を目指すために」佐々木則夫がJFA女子委員長に就任!大宮では役職を変更し今後もクラブに尽力

2021年11月18日 サッカーダイジェストWeb編集部

「シニアアドバイザーとして今後もクラブに貢献していければと思っております」

今季は大宮の暫定監督としても指揮を執った佐々木氏。※写真は5月29日の千葉戦後の会見時のスクリーンショット

 日本サッカー協会(JFA)は11月18日、同日行なわれた理事会にて、佐々木則夫氏の女子委員長就任を決議した。現職の今井純子女子委員長は退任となる。

 佐々木氏は2007年末から16年まで、なでしこジャパンの監督を務め、11年の女子ワールドカップ優勝や、12年のロンドン五輪での銀メダル獲得などの実績を持つ。

 現在はWEリーグに参戦する大宮アルディージャVENTUSの総監督および、大宮(男子チーム)のトータルアドバイザーを務めており、12月4日の契約満了後、15日付けでJFA女子委員長に就任する運びだ。

 大宮側もこの件を発表。大宮V総監督および大宮トータルアドバイザーを退任する佐々木氏には「今後は大宮アルディージャシニアアドバイザーとして、豊富な経験と知見に基づき、クラブに対し様々な面から助言等をいただきます」としている。
 
 佐々木氏はクラブを通して以下のようなコメントを発表。

「日本の女子サッカーが再び世界一を目指すために、クラブに理解いただいてこの決断をしました。大宮という街は私にとっての聖地ですし、大宮アルディージャ、大宮アルディージャVENTUSは、今までも、これからも、私にとって特別なクラブです。大宮アルディージャVENTUSから世界一になるメンバーが出ることを強く望んでいますし、私自身も微力ながらシニアアドバイザーとして今後もクラブに貢献していければと思っております。ファン・サポーターの皆さん、これからもよろしくお願いします!」

 また、大宮の佐野秀彦代表取締役社長は以下のようにコメントしている。

「クラブ内や本人とも十分に協議を重ねた上で、日本サッカー界、女子サッカー界全体の発展およびなでしこジャパンの強化を最優先に考え、2021-22 Yogibo WEリーグのシーズン途中ではありますが、退任を受け入れることとしました。大宮アルディージャVENTUSの設立、WEリーグ参入は佐々木総監督の力あってのものであり、2月のチーム発足からこれまであらゆる場面で牽引していただきました。今後はシニアアドバイザーとして引き続きクラブの成長を支えていただくことになります。ともに日本サッカー界、女子サッカー界を盛り上げていければと考えております」

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 
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