「隙を見せれば順位はまた入れ替わる」3連勝で2位浮上も森保監督は気を緩めず。力強い後押しには心から感謝

2021年11月17日 サッカーダイジェストWeb編集部

「心強い思いでプレーできたことが勝利に繋がった」

戦況を見守る森保監督。(C)Getty Images

 カタール・ワールドカップのアジア最終予選(B組)第6節が現地時間11月17日に行なわれ、勝点9で3位の日本は同7で4位のオマーンと敵地で対戦。スコアレスで迎えた81分に、後半から投入されA代表デビューを飾った三笘薫からのクロスを、伊東純也が身体ごと押し込んで奪った1点を守り切って勝利を収め、なんとか勝点3を積み上げた。

 試合後、インタビューに応じた森保一監督は、「チーム一丸で掴んだ勝利」と選手全員を称えている。

「試合に出られる、出られない関係なく、日々それぞれがやるべきことを、チームのためにやり続けてくれたことがピッチ上の選手たちにエネルギー、パワーを与えてくれたと思います。そして最後まで戦い抜くというところ。今日も非常に難しい戦いでしたけど、勝利を目指して選手たちが戦い続けてくれたことがゴールと勝利に繋がったと思います」

 そのうえで、オマーンのスタジアムに詰めかけたサポーター、日本時間1時キックオフと深夜にもかかわらず中継を通じて熱い声援を送ってくれた人々へ感謝の想いも伝えている。
 
「現地オマーンで応援してくれた日本人の方々、DAZNの放送をもって深夜の時間帯に応援してくれた方々。我々日本人のたくさんのサポートがいるという心強い思いでプレーできたことが勝利に繋がったと思います」

 今節でオーストラリアが中国と引き分けたために、3連勝の日本はついに本大会出場圏内の2位に浮上した。それでも森保監督に一切の気の緩みはない。

「予選突破に向けて、順位は2位に上がりましたけれど、我々が油断をしたり、隙を見せれば順位はまた入れ替わると思います。これまでやってきた通り、目の前の一戦にチーム一丸となって、最善の準備をして、試合でタフに粘り強くなって、最後まで戦い抜くということを一戦一戦やり続けて、ワールドカップに繋げていきたいと思います」

 森保ジャパンは、次は来年の1月27日に中国、そして2月1日に勝点4差で首位のサウジアラビアといずれもホームで対戦する。再び勝利を届け、ファンの応援に報いることはできるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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