元日本代表FW玉田圭司が今季限りで引退… 本人の希望で長崎が「11月11日11時11分」に発表

2021年11月11日 サッカーダイジェストWeb編集部

23年にわたる現役生活にピリオド

自身の背番号である11月11日の11時11分に引退を発表した玉田。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

 V・ファーレン長崎は11月11日、所属する元日本代表FWの玉田圭司が今季限りで現役引退することを発表した。

【写真】ブラジルを相手に鮮烈な一発!

 23年間にわたる現役生活にピリオドを打つことになった玉田は今年41歳を迎えた。1999年に千葉・習志野高から地元の柏レイソルに入団し、プロキャリアをスタートさせると、06年には名古屋グランパスへ初の移籍。10年には13得点を挙げてクラブを初のリーグ優勝に導いた。名古屋時代には二度のワールドカップ出場で、06年ドイツ大会ではブラジルを相手に左足で強烈な一撃を叩き込んだ。また10年南アフリカ大会では日本のベスト16進出にも貢献している。

 その後15・16年にはC大阪でプレーするも、17年にはJ2へ降格した名古屋へ復帰し、1年でのJ1昇格にも貢献した。19年からは現在所属するV・ファーレン長崎でプレー。今季は17試合・2得点を記録している。

 玉田はJ1リーグ通算366試合・99得点、J2リーグ通算162試合・34得点、リーグカップ通算31試合・5得点、天皇杯通算31試合・7得点をマーク。また、日本代表としては、72試合・16得点をマークしている。

 なお、引退発表は下記のコメントにもある通り、「昔から11が好き」(『サッカーダイジェスト』Jリーグ選手名鑑より)という本人の希望により、自身の背番号にもちなんで11月11日11時11分に行なわれた。

 クラブ公式ホームページで発表されたコメントは以下の通り。
「突然ですが、私玉田圭司は、2021シーズンをもって現役を引退することを決めました。まずは、今日11月11日11時11分に発表したいという僕のわがままを聞いてくださったクラブにとても感謝しています。3年間でしたが、長崎のサポーターの皆さんの温かさを感じることができました。本当にありがとうございました。そして、これまでお世話になった柏レイソル、名古屋グランパス、セレッソ大阪、日本代表の関係者、ファン・サポーターの方にも感謝の想いを伝えたいです。今シーズンもあと1ヶ月をきり、4試合を残すのみとなりましたが、笑ってシーズンが終われるよう毎日を楽しく過ごしたいと思っています。ありがとうございました」

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