初招集の三笘薫が語る海外移籍と「夢見た舞台」日本代表。ベトナム攻略は「サイドから抉っていけば…」

2021年11月11日 サッカーダイジェストWeb編集部

「(ベルギーに)行って数か月ですが、行く意味はあったなと感じています」

「どんなプレーでも日本の勝利に貢献できれば良い」と語る三笘。※写真は会見中のスクリーンショット

 三笘薫はワールドカップ・アジア最終予選で窮地に立たされている森保ジャパンの救世主となれるか。

 三笘は昨季の川崎フロンターレで、大卒ルーキーながら13得点・12アシストを記録し一躍ブレイク。日本代表として戦った今夏の東京五輪参を終えると、川崎からイングランドのブライトンを経由してベルギーのユニオン・サン=ジロワーズに期限付きで加入した。

 新天地での活躍も鮮烈だ。10月16日に行なわれた第11節のシラン戦でベルギー・リーグ初ゴールを含む、ハットトリックを達成。その後のリーグ戦で3試合の先発出場を勝ち取っている。

 そんな活躍が森保一監督に評価され、11月のベトナム戦、オマーン戦に臨む日本代表のメンバーに招集された。

 24歳のアタッカーは、自身初の海外挑戦と代表招集についてこう語る。

「海外で活躍する選手が増えて、その選手たちが代表に入ることが多くなって。そういう流れから僕自身も海外に行って、少し活躍したところを評価されて、(A代表に)呼ばれたと思っています。(ベルギーに)行って数か月ですが、行く意味はあったなと感じています」

 また、初のA代表については、「初めて呼ばれ、うれしい気持ちと、最終予選の厳しい戦いのなかでの招集なので、すごく責任も感じている」と語り、「昔から(日本代表を)目指してきて、夢見た舞台なので、しっかりと悔いのないプレーをしたい」と意気込んだ。
 
 三笘にとって初陣となるベトナム戦は、5バックを基本布陣としており、堅い守備が想定される。

「どんなプレーでも日本の勝利に貢献できれば良い。出れるかどうか分からない状況ですが、チームの力になれたらいい」と語る一方で、攻略のイメージについてはこう明かした。

「自分の仕掛けでペナルティエリアに入っていくところ、スルーパスでアシストするところはやらなきゃいけない。相手が引くと、後ろでボールを持てる。ミドルだったり、サイドから抉っていけば引いた相手でも関係ない。そういったところは意識したい」

 三笘は初のA代表の舞台で、これまでリーグ戦で見せてきたような活躍を披露できるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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