スールシャールの後任候補に、南野らを見出した”智将”ラングニックが浮上! ユナイテッドCEOが熱望と現地報道

2021年11月10日 サッカーダイジェストWeb編集部

「短期政権」を任せる?

現在はロコモティブ・モスクワのスタッフであるラングニック。(C)Getty Images

 マンチェスター・ユナイテッドのエド・ウッドワードCEOが、智将の招聘を熱望しているようだ。現地時間11月9日、米スポーツチャンネル『ESPN』のイングランド版が報じている。

 プレミアリーグ第9節でリバプールに0-5と大敗し、6日に行なわれたマンチェスター・ダービーでも0-2でシティに敗れたユナイテッド。これらの結果により、オレ・グンナー・スールシャール監督の手腕に疑問符が叩きつけられ、去就が注目を集めている。

 しかし、最有力候補と伝えられていたアントニオ・コンテは、第10節でユナイテッドと対戦して敗れたトッテナムの指揮官に就任した。もしスールシャール監督を解任したとして、誰が後任に就くのかという点は、現地でも話題の的となっている。

 そんななか『ESPN』は、「ドイツ人のラルフ・ラングニック氏の就任が濃厚である」と伝えた。どうやらウッドワードCEOがその手腕に心酔しており、招聘したいという意志を明らかにしているという。

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 ラングニック氏はこれまでにブンデスリーガのシャルケ、ホッフェンハイム、シュツットガルト、ハノーファー、そしてRBライプツィヒなどを指揮してきた。2010年以降は、ライプツィヒとレッドブル・ザルツブルクを統括するレッドブルグループのSDとして活躍。日本人選手では南野拓実や奥川雅也も"教え子"となる。そして、現在はロコモティブ・モスクワのSDを務めている。

「彼のコーチングの歴史は疑いようのないものであり、63歳の彼が、今のレッドブルグループの基盤を作り、有能な選手たちを輩出した。彼のプレス・スタイルは、トーマス・トゥヘルやユルゲン・クロップらによって実戦で使用されている。それに、ティモ・ヴェルナーやサディオ・マネといった新たなにプレミアで活躍できるスターを見出した慧眼の持ち主でもある。ドイツでの報道によれば、彼自身、ユナイテッドに興味がないというわけではないようだ」(『ESPN』)

 ただ、ウッドワードCEOは2021年いっぱいでの退任が決定しており、もしラングニックに監督を任せる場合は「短期での就任になる」という可能性も指摘されている。

 もちろん、現指揮官が今後も危なげなくチームを率いることができれば、後任候補に話がいくこともないだろう。「首の皮一枚でつながった状態」(『ESPN』)のスールシャール監督を巡る動向が注目される。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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