「24時間くらい機内にいた」欧州組チャーター便の遅延トラブルを吉田麻也が詳細報告!「とても良い経験になりました」

2021年11月10日 サッカーダイジェストWeb編集部

「明日勝ってこそ良い経験になるし、数年後には笑って話せると思う」

機内に24時間いたものの、ポジティブな要素も多かったと語る吉田。※写真は会見中のスクリーンショット

 異例のアクシデントについて、日本代表キャプテンの吉田麻也がその全容を明かした。

 日本は、11月11日にワールドカップ・アジア最終予選でベトナム代表と対戦する。コロナ禍による同国への入国規制のため、今回の代表選手たちは、それぞれのスケジュールに合わせたフライト3便に分かれて順次集合する。

 そのうちの1便でアクシデントが発生した。

 オランダからチャーターフライトでベトナムに向かう便が、途中の給油地のロシアで足止めをくらい、現地時間11月9日の午前中に到着する予定が、同日深夜にずれ込んでしまった。

 搭乗していたのは、欧州で活躍している森保ジャパンの主力とも言える選手たち。キャプテンの吉田をはじめ、川島永嗣、板倉滉、冨安健洋、原口元気、南野拓実、鎌田大地、守田英正、伊東純也、古橋亨梧と、追加招集の堂安律の11選手だ。
 
 無事現地入りした吉田は、オンライン取材に応じ、アクシデントについてこう語った。

「ロシアの給油地でトラブルがあって、9時間、10時間くらいストップした。だいたい24時間くらい機内にいた。とても良い経験になりました」

 ロシアでは一度機外に出たいと申し出たものの、ビザがなく降りられず。しかし、機内で過ごした時間は有意義なものだったようだ。

「フィジカル的には各々ストレッチしたり、そういうスペースは幸い(機内に)あった。カードゲームをやったり、話をしたり。(コロナ禍での昨今は)隔離期間があったり、代表選手がパッと集まって、試合しかできない状況が続いていたので、ある意味、良い機会になったのかなと思う。こういう経験はしていたほうが後々役に立つ」と語る。

 各々のチーム状況やコンディションについてなど、サッカー以外のことについてもゆっくりと話ができ、リカバリーの期間としては悪くないものだったという。

 それだけに、主将が呼びかけるのはベトナム戦での勝利だ。

「外部からの影響や、環境の変化を一度遮断して、自分たちのやるべきことに集中して、明日の試合を迎えたい」として、このアクシデントで過ごした時間は、「明日勝ってこそ良い経験になるし、数年後には笑って話せると思う」そう試合に向けて思考を切り替えた。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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