アーセナルはプレミアリーグで開幕３連敗という最悪なスタートを切ったが、直近８試合は無敗を維持。第４節のノーリッジ戦から３連勝し、ブライトン、クリスタル・パレスとは引き分けたが、第９節アストン・ビラ戦から再び３連勝と勢いに乗り、順位も５位まで浮上した。

　この好調を支える要因のひとつに、守備陣の存在があることをチームメイトも痛感しているようだ。先日、イングランド代表に初選出された21歳のMFエミール・スミス・ロウが現地局『Sky Sports』のインタビューで語っている。

　アーセナルの下部組織出身のスミス・ロウは、今シーズンから「10番」を背負う存在に成長。直近３試合連続ゴールと好調を維持し、今回のインターナショナルウィークでの代表デビューも期待されている。

　そんななか、アーセナルの好調の要因について尋ねられた21歳は、「（ミケル・）アルテタ監督のプロセスをみんなで信じてきたことが、チームを押し上げているんだと思う」とコメント。さらに、ベン・ホワイトや冨安健洋ら新戦力が奮闘しているDF陣にも言及した。

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「ディフェンス陣は、本当に頑張っている。そう簡単ではないクリーンシートを何度も達成していることは、得点を取ることよりもうれしいし、素晴らしいと思う。あまり名前が取り上げられないけれど、彼らの仕事には称賛が与えられるべきだ。とにかく、練習時から彼らはすごいんだよ。常に全力で、その姿を試合でも見せているんだ」

　冨安は加入直後のノーリッジ戦でいきなり初先発を飾ると、リーグ戦８試合すべてに先発出場。同じ新戦力のホワイトや守護神アーロン・ラムズデールとともにこの好調を支えているのは明らかで、同僚もその高い貢献度を認めているようだ。

　好調を誇るアーセナルは代表ウィーク明けの20日、南野拓実が所属するリバプールと対戦する。勝点２差で４位の相手を直接叩けば順位は入れ替わり、チャンピオンズ・リーグ出場圏内に浮上する。果たして冨安は、さらなる無敗記録に貢献できるだろうか。　

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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