現地時間11月３日、チャンピオンズ・リーグ（CL）のグループステージ第４節（B組）が開催され、南野拓実の所属する首位のリバプールは、２位のアトレティコ・マドリーとホームで対戦。いずれもトレント＝アレクサンダー＝アーノルドのクロスから13分にディオゴ・ジョッタ、21分にサディオ・マネがネットを揺らすと、36分には相手DFフェリペの一発退場もあったなかで、その後もゲームを完全にコントロール。

　さらなる追加点こそ奪えなかったものの、２-0の快勝で無傷の４連勝を収め、ポルトとミランとの試合を残し、首位での決勝トーナメント進出を決めた。

【動画】南野は78分から途中出場！リバプールがホームで10人のアトレティコ撃破

　クラブ公式サイトによれば、ユルゲン・クロップ監督は試合後会見で、この一戦とグループステージ全体の結果は「これ以上ないほど良い」と、手応えを存分に示している。

「ボビー・フィルミーノがハムストリングを痛めて退場することがなければ、もっと良かっただろう。でもそれ以外の観点から見れば、良いパフォーマンスだったし、これまでのグループステージでは信じられないようなことが起きている。ドローを見たときには、誰も予想していなかっただろうね。このようなことができるのはとても特別なことだ」
 

　78分にはアレックス・オクスレイド＝チェンバレンに代えて南野を投入。イングランド代表MFの温存での選手交代を認めながらも、先月27日のリーグカップ・プレストン戦で勝利に導くゴールを奪い、30日のブライトン戦で今季リーグ戦初出場を果たした日本代表アタッカーの好調さを訴えている。

「彼が登場したときにみんなが見ていたように、タキは本当に調子が良いので、そのチャンスがあったんだ。オックスレイドにはあまり無理をさせたくなかった。日曜日には次の試合があり全員の力が必要だから、それが理由だった。彼は元気だよ」

　１位突破が確定したことで、残り２試合はターンオーバーなど、様々な選手の起用法が考えられるが、ドイツ人指揮官はあくまでベストな布陣で臨む考えのようだ。

「我々はすでに予選を通過しているが、それ以外の部分は以前と全く同じだ。次の試合はホームで、その次の試合はサンシーロ、私はそこでプレーしたことがないから、とても楽しみだよ。ポルト戦はホームで、本当のサッカーをすることになるだろう。世界中から観戦に来てくれているのに、中途半端な料理を出すなんて想像できる？そんなことにはならないだろうね。私たちはフットボールの試合に勝ちたいと思っている。それだけだ」

　中３日で７日にはプレミアリーグで、４位と好位置につけるウェストハムと敵地で対戦。ナビ・ケイタ、ジェームズ・ミルナー、カーティス・ジョーンズ、そしてフィルミーノと、ここにきて負傷者が増えてきているが、リバプールは16試合続いている開幕からの無敗記録をさらに伸ばすことができるか。クロップからの厚い信頼を得る南野の躍動にも期待だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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