「モチベーションが見つからない」ボカ退団後フリーの37歳テベスはこのまま引退か。「今はこの瞬間を楽しんでいる」

2021年11月03日 サッカーダイジェストWeb編集部

退団時には「またプレーしたくなるかもしれない」

テベスが再びピッチの上に立つことはあるのだろうか(C)Getty Images

 無所属が続いている元アルゼンチン代表FWカルロス・テベスが、近況を報告した。英紙『Daily Mail』が11月3日付けで伝えている。

 マンチェスター・ユナイテッドでプレミアリーグとチャンピオンズ・リーグを制し、ユベントスでスクデットも獲得した37歳のレジェンドは、2015年夏にプロキャリアをスタートさせたボカ・ジュニオルスに帰還。その後1度は中国に渡るが、18年1月に再復帰し、2度のリーグ優勝を果たしていたなか、今年6月に会見で休息が必要と説明し、退団を表明していた。

 その際に「3か月後にまたプレーしたくなるかもしれないから、引退すると言えるかは分からない」と語り、去就が注目を集めていたテベスは、米スポーツチャンネル『ESPN』のインタビューで現在の心境を明かしている。

「ボールが転がるときにそこにいたいという気持ちはないよ。土曜日、ボカが試合をしている間に僕は結婚式を挙げたんだけど、心の中では僕が試合をしていたら、結婚式に出られないんじゃないかと思っていたんだ。

 それにもしあのような結果(ヒムナシアに0-1で敗戦)になったら、僕は怒って行かないだろうし、写真も撮らないし、お酒も飲まないだろう。誰もが『ボカは負けたのにテベスはパーティーに行っていた』と言うだろうしね。サッカーはそういうものだ」
 
 気になるのは現役復帰の可能性だが、現時点ではかなり低いようだ。

「(復帰について)友だちも家族もみんな聞いてくるけど、何から始めたらいいのか分からないんだ。今はこの瞬間を楽しんでいる。ユベントス、ボカ、またはプレーしたチームを見るたびに、半年や1年でも長くプレーするためのモチベーションとなる火を自分の中に探しているんだけど、見つからないんだ」

 過去には上海申花でのプレーを「僕のキャリアの中でも最悪な決断のひとつだ。移籍した初日から全てが最悪だった」と振り返ったテベス。ただ、その経験を乗り越え、愛着ある古巣でもう一花咲かせたように、稀代の名手の心に再び火が灯り、華麗なるキャリアにさらに彩を加えることはあるのだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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