「優勝でほっとした思いもあるのかな」登里享平が明かした旗手怜央の涙

2021年11月03日 サッカーダイジェストWeb編集部

今季の優勝は「自分にとっても達成感がありました」

旗手の涙の理由を代弁した登里。今季は副キャプテンとしてリーダーシップも発揮した。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

 川崎フロンターレは11月3日、J1リーグ34節で浦和レッズと戦い、1-1の引き分けに終わった。同時刻に開催された2位の横浜F・マリノス対ガンバ大阪の一戦は1-0で後者が勝利を収めたため、川崎の2年連続、4回目の優勝が決定した。

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 試合後に取材に応じた登里享平は、「率直にうれしい気持ちでいっぱいです」と喜びを語った。

 今季は中村憲剛の引退や、キャプテンを務める谷口彰悟の離脱、若手選手の増加もあって、時にはキャプテンマークを巻き、リーダーとしての役割も担ってきた在籍13年目のベテランは、「自分にとっても達成感がありました」と苦しみながらも戦い抜いたシーズンを振り返った。

 そんな登里は、試合終了直後に人目も憚らずピッチ上で涙を見せていた旗手怜央に近寄るとそっと言葉をかける、ベテランらしい一面も見せていた。
 
「正直何を言っていたのか覚えていませんが」と前置きしたうえで、旗手の心情を「オリンピック組の(田中)碧、(三笘)薫がいなくなって、より責任を強く感じていたのだと思います」と代弁した。

 東京五輪にともに参加したチームメイトたちが去ったあとは、これまで以上にサッカーに対する姿勢や責任を感じる場面も多く、「自分を追い込んでいました」という。

「そういう意味でも優勝できたのは、本人も、チームみんなにとっても嬉しい気持ちでいっぱいです」と若手の成長を喜んだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 
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