窮地のチームとオレ・グンナー・スールシャール監督を救ったのは、やはりこの男だった。

　現地時間11月２日に行われたチャンピオンズ・リーグ（CL）のグループステージ第４節で、勝点６でF組の首位に立つマンチェスター・ユナイテッドが、勝点４で３位のアタランタと敵地で対戦した。

　１－２のビハインドで後半アディショナルタイムに突入し、敗色濃厚のチームを救ったのが、前半アディショナルタイムにも一時は同点とするゴールを叩き込んだクリスチアーノ・ロナウドだ。

　左サイドからドリブルで中に持ち込み、一度は敵にカットされるものの、そのこぼれ球を拾ったメイソン・グリーンウッドから浮き球のパスを受けると、ダイレクトで右足を一閃。エリア外からボレーシュートを叩き込んでみせた。

【動画】エリア外から低弾道ボレーで劇的な同点弾！ C・ロナウドの圧巻２ゴール

　この劇的な同点弾を各国メディアも称賛している、英紙『The Guardian』は、「クリスチアーノ・ロナウドがマンチェスター・ユナイテッドを悲惨な敗北から救う」と題した記事を掲載。「アマチュアのユナイテッドが２敗目を喫するのを回避する低弾道ボレーを披露した」と綴った。

　また、スペイン紙『MARCA』は、「ロナウドの他には何もない。ユナイテッドを91分の２点目で救う」と見出しを打ち、「７番がいれば、負ける可能性は大幅に減少する」と激賞している。

　第２節のビジャレアル戦で94分、第３節のアタランタ戦では81分に決勝点を叩き出したのに続き、終盤にチームを救うゴールを決めたCR７。またしても千両役者ぶりを見せつけた。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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