「遅い。普通200キロは出る」40歳イブラ、強烈FKで節目の一発も“ギラつき”止まらず!「ブーイングは生きている実感」

2021年11月01日 サッカーダイジェストWeb編集部

2010-11シーズン以来のスクデット獲得にも意欲

FKから先制点を奪い、チームメイトから祝福されるイブラヒモビッチ(奥)。(C)Getty Images

 現地時間10月31日に開催されたセリエA第11節で、ミランはローマと敵地で対戦。均衡を破ったのは、40歳のゴラッソだった。

 ミランは26分、ペナルティエリア手前の好位置でFKを獲得。キッカーを務めたズラタン・イブラヒモビッチは右足を思い切り振り抜くと、低弾道の強烈なシュートが壁の右横をすり抜け、鮮やかに右サイドネットを揺らした。相手守護神ルイ・パトリシオが一歩も動けない、まさに完璧な一撃だった。

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 現地紙『Gazzetta dello Sport』によれば、7か国を渡り歩いているスウェーデン代表FWは、リーグ戦通算400ゴール目で、セリエAでは150ゴール目となった。

 その後、57分にフランク・ケシエがPKで追加点を奪ったアウェーチームは、タイムアップ直前の93分にステファン・エル・シャーラウィに1点を返されるも、2-1で難敵を撃破。リーグ戦7連勝とし、同じ勝点31で首位のナポリをぴたりと並走している。
 
 勝利の立役者となったイブラヒモビッチは試合後、時速101キロを計測したというFKでのゴールに「遅い、普通200キロは出る」と笑みを浮かべ、らしさ全開の俺様節を炸裂させている。

「俺はあまりフリーキックを決めないが、サプライズは好きだ。常に挑戦しなければならないし、失敗なんて成功の一部だ。ブーイング? 必要だね、生きている実感がある。されればされるほど、俺は生き生きとしている。何年経っても興奮するし、アドレナリンは全ての要素に含まれている。スクデット?俺たちは努力しているし、信じている。ここまでは上手くいっているが、リーグ戦は長いので継続性が必要。まだまだ序盤戦、一戦必勝だ」

 40歳となった今も、衰え知らずのパフォーマンスでチームを牽引するスウェーデンの王は、名門に2010-11シーズン以来のリーグ制覇をもたらすことができるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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