C大阪は10月29日、ルヴァンカップ決勝が行なわれる埼玉スタジアム2002で前日練習を実施。乾貴士が前日会見に出席し、タイトル獲得への思いを口にした。

　チーム状態について乾は、「本当に良い雰囲気で練習もできていますし、緊張感もありつつ、リラックスした感じでみんなできていたと思うので、良い準備はできました」とコメント。自身としては、「スタジアム全体を眺めて、明日ここでゴールできたら気持ちいいだろうなと思いながらやっていました」と率直な思いを口にした。

　海外のクラブを渡り歩き、10年ぶりに桜のユニホームに袖を通した。「セレッソに帰ってくるからには、タイトルをサッカー人生で１回は獲ってみたいという思いでいた」としつつも、まさかここまで早くそのチャンスが巡ってくるとは思っていなかったという。
 

「こんなに早くチャンスがくるとは思わなかった（笑）。すごくみんなには感謝しています。（C大阪が）４年前に天皇杯とルヴァンカップのタイトルを獲ったのをスペインのテレビで見ていて、やっぱりうらやましかったというのが正直なところだった。次はそこに自分が入れているので、ファンとチームメイトと一体となって喜びを分かち合いたいです」

　相手の名古屋に対しては、「攻撃で個々の能力が高い」と警戒。強敵とのファイナルを前に、「自分も狙っていきたい」と得点への意欲を燃やす。チームをタイトルへと導くゴールを奪えるか注目だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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