10月27日のラージョ・バジェカーノ戦の敗戦を受け、ロナルド・クーマン監督を解任したバルセロナは、翌28日にBチームを率いるセルジ・バルファン暫定監督の就任を発表。新指揮官が決定するまでチームを託すことになった。

　有力な後任候補として名前があがっているのは、OBのシャビだ。現在はカタールのアル・サッドを率いており、これまでにも何度か就任が取り沙汰され、実際にオファーを受けた時もあったが、実現はしなかった。

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　ただ、今回は話がスムーズに進んでいるようだ。28日付けでスペイン紙『MARCA』が報じるところによれば、「シャビは木曜日にアル・サッドの首脳陣と会合を行ない、カンプ・ノウで空席となった監督に就任したいという意向を伝えた。首脳陣は、契約解除に伴う違約金の支払いなどが行なわれれば、退団を認める意向だ」という。
 

　現在はクラブ間の協議中とされ、バルセロナは10月30日に行なわれるアラベス戦後にシャビがチームに合流できるように手続きを進めたい意向だという。

　そんななか、当のシャビは30日にカタール・リーグ第８節のアル・アハリ戦を控えた記者会見に出席したとクラブのHPが伝えている。現在、アル・サッドは首位を走っており、シャビは「我々にとって油断ならない相手との対戦のため、気合を入れて準備している。（２位の）アル・ドゥハイルと対戦する前に勝点３を取っておきたい」と述べた。

　また、記者から「バルセロナへの復帰報道が流れているが」と質問されると、「私はいま、アル・サッドでの仕事に集中している。それ以外のことは話せない」と回答を避けた。

　果たして「シャビ監督」は実現するのか、そしてそれはいつになるのか。今後の動向が注目される。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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