「いまだに悪夢だと感じている」三笘薫に衝撃ハットで翻弄された敵DF2人が“トラウマ”と現地報道!「日本人があざ笑った」

2021年10月29日 サッカーダイジェストWeb編集部

「スラン戦のハーフタイムまでは知られていなかった」

三笘のハットトリックに敵DFが受けた衝撃は小さくなかったようだ。(C)Getty Images

 衝撃のハットトリックは、深い傷として残っているようだ。
 
 ユニオン・サン=ジロワーズに所属するMF三笘薫は、10月16日に行なわれたベルギー・リーグ第11節のスラン戦で、後半からの出場でハットトリックを達成。数的不利の状況から2点差をひっくり返す大逆転劇の立役者となった。

「ミトマ」の名をベルギーはおろか欧州に一気に知らしめたこの3ゴールも、相手選手、とりわけ翻弄されたDFにとっては最悪の思い出でしかない。

 現地スポーツ誌『Sport/Foot Magazine』は10月28日付けの記事で、「ミトマはスラン戦で、チームの流れを変える3ゴールを挙げ、名を揚げた。クレイジーなハーフタイムの戦術的変更だった」と伝え、こう続けている。

「(スランの)ファブリス・サンブとヤヒヤ・ナドラニは、いまだに悪夢だと感じていると言われている。10日間が経っても、トラウマとなっている」

【動画】まさに悪夢!敵DFがトラウマになるほど衝撃だった三笘薫のハットトリック
 25歳のベルギー人右SBのサンブは1点目のシーンで、ボックス内で三笘と対峙しながら間を詰められず、シュートを決められていた。また、24歳のフランス人CBのナドラニは2点目の場面で裏をとられたのに加え、ロングドリブルから奪われた3点目では、1対1で完全にぶっちぎられている。

 同誌はさらに、「ミトマはスラン戦のハーフタイムまでは、一般的に知られていなかったが、長い間暗闇にとどまることはなかった。ユニオンの救世主としてパラシュートで降下した日本人は、スランのディフェンスをあざ笑った」とその活躍を改めて称えている。

 三笘がフェリス・マズ監督や同僚、ファンからの評価を確かなものにした圧巻のハットトリック。その陰で、手玉に取られたDFたちが受けた精神的ショックは相当だったようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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