なでしこリーグ、2021年度の各賞を発表!MVPはセルティック古橋への憧れ語る元日本代表MF

2021年10月27日 サッカーダイジェスト編集部

伊賀FCくノ一三重からベストイレブンには6名が入賞

シーズンを通して伊賀FCを牽引した杉田亜未。見事MVPに輝いた。(C)J.LEAGUE

 なでしこリーグ2021表彰式が10月27日、開催された。

 全12チームで争った今季のなでしこリーグ1部では、伊賀FCくノ一三重が優勝。そして2位にスフィーダ世田谷FC、3位にセレッソ大阪堺レディースが輝いた。反則ポイントの最も少ないフェアプレー賞は、愛媛FCレディースに贈られた。

 伊賀FCくノ一三重を率いて優勝監督賞を受賞した大嶽直人監督は、「まずはスポンサーさんをはじめ、いろんな方がこのコロナ禍で支援してくれて環境を作ってもらったなかで試合ができたこと、それに応えることができて嬉しく思います。それと、そういうなかで選手がしっかり前を向いて自分たちのやるべきことをやってくれたことがすべてだと思います」と優勝への想いを語る。

 最優秀選手賞に輝いたのは、伊賀FCくノ一三重の杉田亜未だ。日本代表経験もあるこのMFは、今季はシャドーやサイドハーフなどで22試合に出場すると14得点を挙げただけでなくチャンスメイクや守備などでも大きく貢献し、チームを優勝に導いた。
 
 杉田は「率直に驚きましたし、嬉しかったのもあって、色々な感情になりました。本当に自信になったというか、自分のプレーを見て、素晴らしい賞をいただけて、すごく評価をしていただけているのかなと、すごくポジティブに捉えています」と喜びを口にする。

 そんな杉田には現在、理想の選手像があるという。

「セルティックに移籍した古橋亨梧選手を理想の選手像としています。ポジションは異なるかもしれないんですけど、サッカーに対する姿勢はすごい。試合の中でアグレッシブに走り続けて、Jリーグの試合でもスプリント力が目立っていた。自分もそういうちょっとしたスプリントだったり、そういうものを上げていきたいと意識しながら試合をしていたので、古橋選手を見ながらやっている感じです」

 杉田を含み、ベストイレブンには伊賀FCくノ一三重から6名、スフィーダ世田谷FCから2名、セレッソ大阪堺レディース、NGUラブリッジ名古屋、ASハリマアルビオンからそれぞれ1名ずつが選ばれている。

 一方の2部はJFAアカデミー福島の優勝で幕を閉じた。フェアプレー賞にはバニーズ群馬FCホワイトスターが選ばれている。2部の最優秀選手賞に選ばれた松窪真心(JFAアカデミー福島)は13ゴールで得点王にも輝き、新人賞は佐藤亜実(バニーズ群馬FCホワイトスター)となった。

構成●サッカーダイジェスト編集部

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