U-22日本代表が今年初の国際試合!U-23アジア杯予選で冨樫監督が「間違いなく日本の武器」と語るのは…

2021年10月25日 サッカーダイジェストWeb編集部

久々の国際舞台に指揮官も「この2試合は非常に大事」

U-22の冨樫監督にとってカンボジア戦が初陣となる。※写真は会見中のスクリーンショット

 パリ五輪への第一歩となる公式戦にU-22日本代表が臨む。日本は、10月26日にカンボジアと、同28日に香港とU-23アジアカップの予選をJヴィレッジで戦う。

 コロナ禍でこの2年間は東京五輪を除く育成年代の国際大会が軒並み中止になったこともあり、先日発足したばかりのU-22日本代表では初の国際試合となる選手たちも少なくない。

 25日にオンライン上で取材に応じたU-22の冨樫剛一監督は、「自分たちはこの2年間、国内でしっかりとスカウティングし、誰が国際試合で戦っていけるのか、誰がA代表に繋がっていけるのかという視点で選手を選び、トレーニングキャンプを繰り返してきた。今回選んでいる選手たちがピッチ上でその成果を出してくれると信じています」と話す一方で、国際舞台での経験の必要性も次のように語った。

「ピッチの上に立って、プレーしてみて、いつもと違うなというのは間違いなく感じると思います。育成年代で(国際試合は)ここしばらくできなかったなかで、2試合プレーできる。もちろん2試合勝ったうえでですが、どういうものが国際試合だったかというのを、戻った選手たちが自分のチームや周りの選手たちに共有してくれると思うので、だからこそこの2試合は非常に大事なんじゃないかなと感じています」
 
 そんな冨樫監督にとって初陣となる相手は、23日に香港を4-2で下し、勢いにのるカンボジアだ。

 指揮官は対戦相手を「実際に見て感じた通り、本当に良い選手が多いと感じています。向こうの選手が上手いというのはわかっている。ゲームは90分あるなかで、どう自分たちがストーリーを持って勝って終われるのか」と展望。

 さらにU-22日本代表の強みをこう明かした。

「アンダーカテゴリーで積み上げてきたもの、攻守において一体となって戦っていくという部分は、間違いなく日本の武器だと思う。そこに対して積み上げてきたものをピッチ上で活かせるのではないか。自分たちはよりゴールを意識して取り組んできた。攻守の部分はより戦術的に目指すものを見せられると思います」

 若き日本代表はパリ五輪に向けどんなスタートを切れるか。U-23アジアカップ予選のカンボジア戦は26日、Jヴィレッジで13時にキックオフされる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 
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