「浦和のゴールを守るのは大きな責任」ニューヒーロー賞の鈴木彩艶が喜びを語る…「もっとGKにフォーカスを」と願望も

2021年10月25日 サッカーダイジェスト編集部

「ここを新たなステップアップとして」

ニューヒーロー賞を受賞した鈴木。GKでは史上2人目だ。(C)浦和レッズ/Jリーグ

 ルヴァンカップのニューヒーロー賞が10月25日に発表され、浦和レッズのGK鈴木彩艶が受賞した。

 ニューヒーロー賞は、ルヴァンカップで最も活躍が顕著だった21歳以下(当該シーズンの12月31日において満年齢21歳以下)の選手を対象に、グループステージから準決勝まで、各試合会場で実施する報道関係者による投票をもとに決定される。

「今年自分自身デビューすることができて、自分としては、個人賞はあまり意識していなかったですが、今回実際に選んでいただいて、率直に嬉しい気持ちが一番です」

 そう喜びを口にする鈴木は、現在19歳。浦和アカデミーから今季昇格すると(プロ契約は19年2月)、グループステージ1節の湘南ベルマーレ戦で出場し(プロデビュー)、浦和の全12試合中9試合でゴールを守った。
 
「開幕戦から通して、ゲームの中や、攻撃に参加する部分の落ち着きが評価されたんじゃないかと感じています」と選出された要因を鈴木は自己分析する。

 10代ながらゴールマウスに立つ姿は、威風堂々のひと言。「やっぱり浦和レッズという偉大なクラブでゴールを守るっていう大きな責任があると思っています。そのなかで数試合出場してきたので、今後ももっともっと試合に出てチームのために戦える選手になっていきたいと思います」という気概が、そのプレーには表われていた。

 GKでは2001年の曽ケ端準以来、2人目の受賞。「この賞を通して、もっとGKにフォーカスされればいいなと思います」と話す口ぶりは、10代とは思えない。

 また「この賞を受賞して、ここから先に、この賞があって伸びたよなと周りの方々に感じてもらえるように、ここを新たなステップアップとして今後やっていきたいなと思います」と、今後に向けて意気込みを語った。

構成●サッカーダイジェスト編集部

【PHOTO】ルヴァンカップニューヒーロー賞の歴代受賞者を一挙振り返り!(1996~2021)
 
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