スペインで生まれた衝撃のゴールが話題を呼んでいる。

　地域リーグ１部のモンテレイ戦で３‐１の勝利を呼び込む驚愕の先制ゴールを決めたのが、ビジャラルモの“ヴァージル”ことザカリ・ブエ・バパウ。スコアレスで迎えた23分だった。

　自陣の深い位置で相手のスローイングの流れからこぼれたボールを、なんと自軍のペナルティエリア付近から思い切ってシュート。完全に油断して前に出ていたGKの頭を越えたボールは、ワンバウンドしてネットに吸い込まれた。
【動画】「これは反則級だ」自陣のゴール前から…衝撃の80メートル弾
 

　この驚きの超ロングシュート弾の動画は瞬く間に拡散。地元メディア『La Opinion de Zamora』が「スタンドを狂喜乱舞させる真のゴール」と報じれば、スペイン全国紙の『MARCA』は「80メートル弾が世界を駆け巡る」と伝えた。

　さらに、SNS上では「信じられない」「なんてこった」「これは反則級だ」「忘れられない」「スタジアムが狂気している」「今まで見た中で最高レベル」「プスカシュ賞だ」「恐ろしいキック力だ」といった声が飛び交った。

　ただ、本人は、ゴールを狙ったわけではなかったようだ。『zamora24horas』によれば、20歳のカメルーン人DFは、試合後に次のようなコメントしている。

「エリア内は危険なので、可能な限り遠くへボールをクリアしようとしたんだ。滅多に見られない難易度のゴールで、それを達成したのが、私の番であったことを神に感謝したい」

　狙っていなかったとしても、この驚異的な一撃が色褪せることはないだろう。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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