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技巧派揃いの昌平で異色タイプの快足SB。プロ入りを掴むべく、胸に響いた内田篤人コーチの教えとは?

カテゴリ:高校・ユース・その他

松尾祐希

2021年10月05日

昌平のU-18日本代表候補、本間温士は圧倒的なスピードと独特の間合いで仕掛けるドリブルが武器

昌平の右サイドバックとして存在感を示す本間(2番)。圧倒的なスピードが持ち味だ。写真:松尾祐希

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 高校サッカー界で昌平の名を聞けば、技術力に秀でている印象を持つ人は多いだろう。過去にJの舞台に進んだ選手たちもやはり、技術力に絶対の自信を持っていた。昨季プロ入りした4名の選手たちは、いずれも洗練されたテクニックを武器にしており、常勝軍団の鹿島に加入した須藤直輝(鹿島)はもとより、守備が特徴の柴圭汰(福島)も決してテクニックが劣っているタイプではなかった。
 
 今季も技術力やサッカーセンスは高く評価されている平原隆暉(3年)や井野文太(3年)がJクラブから注目を集めており、U-18日本代表候補のGK西村遥己(3年)も含めて複数名が来季からプロの世界に挑む可能性を持つ。そして、もうひとりJ入りの可能性を模索している選手がいる。U-18日本代表候補歴を持つ右SBの本間温士(3年)だ。

 今までの流れで見れば、昌平からプロの世界に進む選手は前線やボランチのポジションが主だった。しかし、本間は今まで送り出してきた選手とはまるでタイプが異なる。圧倒的なスピードと、独特の間合いで仕掛けるドリブルが武器だからだ。

 50mを5.8秒で走るスピードはチームNo1。本人も「ボールを持った時の方が、自信がある」と言うぐらい、スピードを生かした攻撃参加は高校年代でもトップクラスの力を持つ。また、ボールの運び方も面白い。攻撃に特徴を持つ選手は多くいるが、本間はボールを前に持ち出す術がある。特に斜めに入っていくドリブルは特徴的な武器で、相手からすれば厄介なのは間違いない。以前、中学時代に所属していたFCラヴィーダでも指導をした昌平の村松明人コーチは、「あのドリブルは教えてできるものではない。斜めに入るドリブルは相手にとって嫌なはず」と本間の才能に太鼓判を押していた。

 相手を置き去りにできるスピードと運ぶスキルは一級品で、昌平になかなかいないタイプでもある。10月3日のU-18高円宮杯プリンスリーグ関東・14節の前橋育英戦で、チームは0-3で敗れたものの、圧倒的な“脚”とドリブルで相手を翻弄する場面が再三見られた。ゴール前では中央に入っていく場面もあり、独力で突破するプレーは迫力満点。従来のSB像とは一線を画すものだった。

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