元イングランド代表DFガリー・ネビルがスパーズ自慢の二枚看板に厳しい意見を寄せている。英紙『Daily Mail』が伝えた。

　現地時間９月26日に開催されたプレミアリーグ第６節で、トッテナムはアーセナルとの伝統のノースロンドン・ダービーに臨んだ。前半に３ゴールを奪われると、試合終盤にソン・フンミンがようやく１点を返すも、時すでに遅し。宿敵に１-３で惨敗し、リーグ開幕３連勝と最高のスタートを切りながら、泥沼の３連敗となってしまった。

【動画】終盤にソンが一矢報いるも…前半に３被弾のトッテナムは泥沼の３連敗

　この厳しい結果に、英公共放送『Sky Sports』で解説員を務めるネビルは、ハリー・ケインとソン・フンミンの２人をやり玉に。特に、今夏には移籍騒動で大きく揺れ、この一戦でも決定機を逃してしまった前者への評価は辛口なものとなっている。

「ハリーは幸せそうではない。まだ夏からの状況を引きずっているように見える。今日の彼は２、３ゴールとペナルティを獲得していたかもしれないし、貢献度はまだあるが、彼は自分を見失っている。それにソンも嬉しそうな顔をしていないね。ソンとケインは、まるで子供の頃にパーティーで風船を割られたような顔をしているよ」

　また、元スコットランド代表MFグレアム・スーネスは、チームのリーダー格である両選手の態度を批判している。
 

「彼らはスパーズにとって大きな存在であり、物事が悪い方向に向かっているときには変化をもたらさなければならない。彼らでなければ、誰に頼めばいいんだ？彼らは自分たちを哀れに思っている残念な選手たちのように見える。今こそ、優秀なシニアプロ、ハリー・ケイン、そして自分をビッグプレーヤーだと思っている人たちが、立ち上がるべき時なんだ」

　一方、元イングランド代表DFで、現役時代はトッテナム一筋で過ごしたレドリー・キングは、大黒柱であるケインに全幅の信頼を寄せ、復調に発破をかけている。 

「ハリーのことを心配したことは１度もないよ。彼のメンタリティは、毎日どんどん良くなって、最高の選手になろうとしていることを知っているからね。彼は常にゴールを決めようとしている。しかし今、調子を崩しているのは間違いない。彼が上手くプレーできないと、我々は苦労するよ」

　昨シーズンは息の合った抜群のコンビネーションで、ゴールを量産したイングランド代表と韓国代表の両キャプテン。ここから本領を発揮し、チームを浮上させることはできるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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