タレント軍団にレジェンドが鋭い意見を飛ばした。英紙『Daily Mail』が伝えている。

　現地時間９月15日、チャンピオンズ・リーグのグループステージ第１節が開催され、グループAのパリ・サンジェルマンはクラブ・ブルージュと敵地で対戦。今夏に加入したリオネル・メッシと、ネイマール、キリアン・エムバぺが揃って先発し、初の“ビッグスリー”揃い踏みとなったが、チーム全体がかみ合わず。

　自慢の攻撃陣は１点を奪うのがやっとで、優勝候補のひとつに数えられたパリSGは、ベルギー王者を相手に１-１のドローに終わった。

　期待値が大きかった分、裏切られた感は大きい。この結果には現地メディアはじめ、各地から厳しい声が集まるが、元イングランド代表マイケル・オーウェンはそもそもエキサイティングさと、チームとしての強さは別物だと考えていたようだ。英メディア『BT Sports』で、こう私見を述べている。

「我々が彼らにワクワクしているように、このパリSGのFWたちは、それぞれが驚異的な選手たちなんだ。でも、３人揃うと僕には彼らが弱くなるように映る。なぜ彼らがチャンピオンズ・リーグの優勝候補の一角を占めているのか、よく分からないよ。イングランドのチーム（チェルシー、リバプール、マンチェスター・シティ、マンチェスター・ユナイテッド）のほうがはるかに優れていると思う」

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　ただ一方で、同じくイングランド代表のOBであるリオ・ファーディナンドは、強力３トップの後ろには彼らをより際立たせられるMFがいると主張し、オーウェンの見解には同調しなかった。

「分からないよ。彼らの後ろの（マルコ・）ヴェッラッティ、（イドリサ・）ゲイエ、（ジョルジニオ・）ヴァイナルダムが上手く組み合わされば、トップの偉大な選手たちにボールを運ぶことができる。確かに、彼らに（守備に）戻って少し仕事をしてもらう必要も時にはあるが、私はネイマールがそれをしているのを見てきた。エムバペも若いから、それができるはずだし、しなければならない。

　選手たちにそれを要求することこそが（マウリシオ・）ポチェティーノの任務だと思う。それができるかどうかが優れた監督と偉大な監督の違いだ。働きたくないと思われている選手たちを働かせることができるかどうかだ」

　マンチェスター・シティ、RBライプツィヒとも同居するグループとあって、最も与しやすいと考えられたブルージュ戦では、是が非でも勝点３を奪いたいところだったが……。いきなりつまずいたパリSGは、ここからきっちりと立て直すことはできるのだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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