現地時間９月15日に開催されたチャンピオンズ・リーグ（CL）のグループステージ第１節で、グループBのリバプールは、昨シーズンをセリエＡ２位で終え、８シーズンぶりにこの舞台に戻ってきたミランをホームに迎えた。

　負傷明けの南野拓実は公式戦２試合ぶりにベンチ入りした一方、左膝の故障から12日のラツィオ戦でおよそ４か月ぶりに復帰し、さっそくゴールを奪ったミランのイブラヒモビッチはベンチ外となった。

　立ち上がりから圧倒的に押し込むリバプールは、開始９分で試合を動かす。サラーからペナルティエリア手前でパスを受けたアレクサンダー＝アーノルドが、一気にエリア奥まで侵入し、右足でフィニッシュすると、滑り込んだ相手DFのトモリに当たりながらもゴールに吸い込まれた。

　さらに14分には、相手のハンドでPKを獲得し、サラーがキッカーを務めるが、GKメニャンのビッグセーブに阻まれる。

　サラーは30分にもペナルティエリア手前から左足を振り抜くも、ここもメニャンの好守に阻まれ、決めきれない。

　迎えた42分、細かいパスを繋がれ、最後はペナルティエリア左からレビッチに同点弾を奪われると、その２分後にもブラヒムにこぼれ球を押し込まれて被弾。あっという間の２失点で、一気に逆転を許してしまう。
 

　それでも後半開始直後の49分、サラーがオリギとの鮮やかなワンツーからネットを揺らし、ホームチームが即座に同点に追いつく。

　勝ち越しを狙う両軍は、60分過ぎに最初の交代カードを切る。リバプールはマネ、ミランはジルーとフロレンツィを送り込む。

　すると69分、再びリードを奪ったのはリバプールだった。CKのこぼれ球に反応したヘンダーソンが右足を豪快に振り抜き、鋭いシュートをゴール左に叩き込む。

【動画】CKのこぼれ球に反応したヘンダーソンが華麗な一撃！リバプールの決勝点をチェック

　その後は、ジョーンズ、チアゴ、ミルナー、オクスレイド＝チェンバレンを投入したホームチームが落ち着いた試合運びを見せ、このまま３-２で終了。３年ぶりの欧州制覇を目指すリバプールが白星スタートを切った。

　なお、南野の今シーズン初の公式戦出場のチャンスは巡ってこなかった。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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