今夏にマンチェスター・ユナイテッドへ電撃復帰したクリスチアーノ・ロナウドは、現地時間９月11日にホームで行なわれた、ニューカッスルとのプレミアリーグ第４節で、同リーグ史上最長ブランクとなる12年118日ぶりの出場を果たし、さっそく別格の存在感を示した。

　まずはスコアレスで迎えた前半アディショナルタイムだ。ポルトガル代表FWはメイソン・グリーンウッドのシュートのこぼれ球にいち早く反応。右足で難なく押し込み、レッドデビルズでは実に12年124日ぶりのゴールを記録する。

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　圧巻だったのが、同点に追いつかれた直後の62分。ルーク・ショーのパスをゴール左で受けると、一気にペナルティエリア内に侵入し、最後はGKフレディ・ウッドマンの股を抜く鮮烈なシュートで、勝ち越し点を奪ってみせた。

　背番号７の一撃で俄然勢いを増したホームチームは、80分にブルーノ・フェルナンデス、92分に途中出場のジェシー・リンガードが追加点を挙げ、４-１で快勝。３勝１分で勝点を10に積み上げ、暫定首位に浮上した。

　期待通りの活躍で勝利の立役者となった背番号７には、オレ・グンナー・スールシャール監督も「これこそがクリスチアーノ。みんなにとってエンジョイできた１日になった」と、惜しみない賛辞を寄せている。クラブ公式サイトが伝えた。
 

「クリスチアーノは重要な局面を感じ取り、（相手にとっては）冷酷だ。彼はチームや周りの人たちを元気づけてくれた。まさに完璧だった。瞬間的に勝負所や危険を察知することができ、同時にチームプレーヤーとしても進化した。彼は素晴らしいゴールを決める選手に成長した。非常に良いプレーだったし、良い連係も見られた」

　また、C・ロナウドは自身のインスタグラムで、こう喜びを表現している。

「オールド・トラフォードに戻ってきて、なぜこのスタジアムが“夢の劇場”と呼ばれているのかを再認識できた。僕にとってこのスタジアムは、心に決めたことを全て実現できる魔法の場所だ。

　チームメートや、いつもスタンドから素晴らしいサポートをくれるみんなのおかげで、僕らは目の前の困難に自信を持って立ち向かえ、最後にはみんなで勝利を祝おうという気持ちでやれるんだ。ユナイテッドに戻ってきて、プレミアリーグで再びプレーできることを誇りに思う。そして何よりも、チームの力になれることが嬉しい。レッツゴー、デビルズ！」

　たった１試合で12年ものブランクを埋めて見せたC・ロナウド。衰え知らずの36歳から今後も目が離せない。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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