カタール・ワールドカップ・アジア最終予選の第２戦、中国代表対日本代表の一戦が９月７日、カタールのドーハにあるハリファ・インターナショナル・スタジアムで行なわれ、日本は１-０で中国を破り、最終予選初勝利を収めた。

　しかし、この試合で先発した古橋亨梧は50分でピッチを去っている。後半開始早々、プレー中に右膝あたりを痛めたのか、途中でピッチに座り込んでしまったのだ。森保一監督は迷わず交代カードを切り（MF原口元気と交代）、古橋はスタッフに付き添われながらも、自らの足で歩き、ベンチに下がっている。

　そして、この一報に仰天しているのが、古橋が所属するスコットランド１部セルティックのサポーターだ。現地紙『GlasgowLive』が速報で「キョウゴは中国戦で先発したが、膝を抱えてピッチを去った」と綴り、「怪我の程度はまだ確認されていないが、今週土曜日に行なわれるロス・カウンティ戦には間に合わないかもしれない」と悲観的に伝えている。

　そんななか、試合後に古橋が自身のTwitterを更新。サッカー日本代表の公式アカウントの中国戦勝利の投稿を引用RTし、「Great job team」とコメントを添えて発信した。
 

　すると、セルティックファンが即座に反応し、100件以上に及ぶ様々なコメントが殺到。その多くが「怪我の状態はどう？心配だ」「大丈夫？」「神に祈るよ。胸が張り裂けそう」といった、日本人プレーヤーの状態を思いやるものだ。なかには、「ウソだろ」「しばらく帰ってこれないかもと聞いた。泣きそう」「どうか無事でいてキョウゴ！！」と悲鳴を上げているものも見られる。

　古橋は今年７月にセルティックに加入。８月１日以降に行なわれたリーグ戦を含む公式戦９試合に出場し、７ゴール・１アシストを記録した。アンジェ・ポステコグルー監督の信頼も厚く、すっかりセルティック・パークに集うファンのお気に入りとなっている。

　現時点で、古橋の負傷の詳細については明らかになっていない。熱心なファンの祈りが通じ、軽症であることを祈るばかりだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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