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【中国戦のスタメン予想】オマーン戦の黒星を払拭できるか。ボランチ、中盤2列目では入れ替えも?

カテゴリ:日本代表

サッカーダイジェスト編集部

2021年09月07日

右SBでは酒井が離脱

中国戦のスタメン予想。オマーン戦の敗戦を受けて、複数の入れ替えがあるか?

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 オマーン戦の敗戦から5日。2022年開催予定のカタール・ワールドカップ出場を目指す日本は、9月7日(日本時間8日の深夜0時)にアジア最終予選の第2戦となる中国戦へ臨む。

 9月2日にホームで迎えたオマーン戦は試合終了間際の失点でまさかの敗戦(●0-1)。黒星スタートは前回大会の最終予選と同様だ。5年前にはホームでUAEに1-2で逆転負けした。ただ、オマーン戦は合流が間に合わなかった冨安健洋、守田英正、負傷の南野拓実、板倉滉を欠いていたとはいえ、相手の狙い通りの展開を許し、日本の良さを出せなかっただけに、ダメージはより大きいだろう。

 グループBに振り分けられた日本は、オーストラリア、サウジアラビア、オマーン、中国、ベトナムと同組。韓国らが入るグループAとともに各国、ホーム&アウェーで10試合を戦い、各グループの上位2か国(計4か国)が出場権を獲得。3位チームはプレーオフで対戦し、その勝者が大陸間プレーオフへと進む。

 7大会連続出場を目指す日本にとって、第2戦の中国戦は“アウェー戦”に当たる。ただ中国国内の新型コロナウイルスの対策で厳しい入国制限が行なわれている背景を受け、試合はカタール・ドーハで開催される。

 日本はオマーン戦の直後にカタールへ移動し、9月3日の午前中に到着。初日は新型コロナウイルスの検査結果が出るまでに予想外の時間がかかり、スタッフや選手たちは各部屋で待機。夜になって全員の陰性が確認され、一部の選手はジムで汗を流したというが、同日の屋外でのチームトレーニングは中止。4日あったはずの準備期間を1日減らし、試合に臨むことになった。ちなみに中国は、第1戦のオーストラリア戦もカタールで戦っており(オーストラリアもホーム開催ができず)、現地で調整を続けている。

 カタールは日中40度を超える日もある灼熱の環境。スタジアムには冷房機能が備えられているというが、トレーニングを含めて、日本と20度ほど気温が変わる環境への適応が求められている。

 その状況で、森保一監督は試合前日の取材で「これまでやってきたベースは忘れてはいけないと思っています。ベースの部分はチームとして持ちつつ、さらに対戦相手を上回っていけるようにやっていきたいです」とコメント。

 続けて「相手は日本に対してすごく分析し、モチベーションも高く、死に物狂いで挑んでくる」とし、「その上をさらに行く準備をしなければいけません。次の試合では相手を上回っていけるようにしていきたい」と意気込んだ。

 そしてオマーン戦を経ての反省として、各選手がクラブと代表で異なるスタイルに臨むうえで、「ギャップを埋める部分として、もっと選手たちに意思統一できる絵を持たせてあげることはもっともっとやらなければいけないことでした」と語る。

 指揮官はオマーン戦後からカタール到着後も、各選手とコミュニケーションを図り、意見を擦りあわせたという。その点はキャプテンの吉田麻也も「各選手から意見を吸い上げてくれている」と話す。
 
 そのなかで勝点3が欲しい中国戦はどのようなスタメンで臨むのか。なかなか読みにく部分はあるが、これまでのベースを生かしつつ、チームに勢いを持たせられる人材を登用するのではないか。

 権田修一、川島永嗣、A代表初選出の谷晃生で構成されるGKは、落ち着きをもたらすためにチーム最年長の川島を起用する可能性もある。ただシンプルに考えれば、オマーン戦でもゴールを守り、失点したとはいえ好セーブも見せた権田が先発するのではないか。東京五輪で活躍した谷の勢いも買いたいが、相当なプレッシャーがかかる一戦だけに、背負うものが大きすぎる印象はある。

 最終ラインは8月31日に期限ギリギリでアーセナル移籍が決まり、メディカルチェックのために合流が遅れていた冨安が戻ってきた。コンディション不良さえなければ、CBは不動の吉田、冨安コンビだろう。

 一方でオマーン戦後に、東京五輪も戦った右SBの酒井宏樹がオーバーワークを考慮されてチームを離脱。室屋成のスタメンが予想される。もっともサイドから中に入ってボールを受け、くさびのパスを送り、敵エリア内で神出鬼没なプレーをする山根視来であれば、相手を惑わすことができるはず。彼を選択するのも、ありだと感じる。

 左SBは最終予選を3度経験し、周囲への影響力、チームに活を入れられる存在として長友佑都が務めるか。ただし、現状で所属先が決まっておらず、オマーン戦にフル出場した34歳のコンディションを考慮した場合は、東京五輪で左SBとして評価を高めた中山雄太がチョイスされるかもしれない。
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