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勝点3が必要な中国戦で最後尾を託されるのは… 9月シリーズで当面の守護神争いに決着はつくのか?

カテゴリ:日本代表

元川悦子

2021年09月05日

オマーン戦で権田自身が失点シーンで致命的なミスを犯したわけではないが…

今回の9月シリーズで選出された日本代表のGK陣。左から川島、権田、谷。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部/JMPA代表撮影)

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「もう後がないというか、僕らはホントに次、絶対に勝たないといけない試合。もう必死に勝点3を取りに行くことをまず第一に考えないといけないかなと。戦術うんぬんより、ここで負けないところから始まる。それをピッチのうえで表現しないといけない」

 絶対的1トップ・大迫勇也(神戸)が語気を強めたように、2日の2022年カタール・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選初戦・オマーン戦(吹田)を0-1で落とした日本代表は、いきなり崖っぷちに立たされた。
 
 シュート数で相手を下回った攻撃陣はもちろんのこと、終了間際に失点した守備陣も修正が必要だ。7日の次戦・中国戦(ドーハ)は酒井宏樹(浦和)が欠場し、冨安健洋(ボローニャ)が復帰するなど最終ラインの入れ替わりは確実だが、最後尾に位置するGKに手を付けるかどうかも思案のしどころだ。

 というのも、「チームの流れが悪い時はGKに手を付ける」というのが、サッカー界の定石だからだ。権田修一(清水)のままで行くのか、それともベテラン・川島永嗣(ストラスブール)か20歳の新星・谷晃生(湘南)のいずれかを抜擢するのか……。そこは森保一監督と下田崇GKコーチにとって非常に悩ましい点と言っていい。

「ゴンちゃんはGKとしてできることはしっかりやっていた。もちろん失点の部分で、GKというのはつねに『もっとこうすればよかったかな』というのはあると思いますけど、ゲームの要所要所でしっかり抑えるところは抑えていたし、フィードのところでもチームの攻撃に勢いがつくようなボールを出せていた」と外から試合を見ていた川島は、権田のパフォーマンスを前向きに捉えていた。

 確かに、オマーン戦では彼自身が失点シーンで致命的なミスを犯したわけではないし、川島が言うように要所要所でピンチを防ぐプレーもできていた。権田を変えなければいけない明確な理由は見当たらないが、「どういう試合であろうが、僕のミッションは失点を抑えること」と口癖のように言い続けている男だけに、敗戦の責任を強く感じているはず。最悪の結果を受け入れられない部分もあるだろう。そのメンタル面がひとつ気がかりな点ではある。

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