元イングランド代表FWウェイン・ルーニーが、大型補強を敢行した古巣マンチェスター・ユナイテッドについて語った。英紙『Daily Mail』が８月30日付けで伝えている。

　ユナイテッドは今夏、ラファエル・ヴァランヌ、ジェイドン・サンチョ、そしてかつての大エース、クリスチアーノ・ロナウドと相次いで大物を獲得。リーグトップクラスの戦力に上積みがなされたなかで、現在はイングランド２部ダービーで指揮を執るルーニーは、もはや言い訳できない状態にあると考えている。

「オレ（グンナー・スールシャール監督）は今、自分が連れてきた選手たちと一緒にビッグタイトルを獲得しなければならない立場にいることを、きっと理解しているだろう」

　ユナイテッド歴代最多得点を誇るレジェンドは、同じ1985年生まれで、現役時代は共にオールド・トラフォードを沸かせたC・ロナウドにも言及。５度のバロンドール受賞を誇るスーパースターは「今でも世界最高の選手のひとりだ」とし、加入がいかに大きなものであるかを力説している。
 

「彼はまだベストになりたいと思っているし、今シーズン、チームに大きな影響を与えるだろう。クリスチアーノのような選手を迎え入れることで、選手たちは毎日、勝利のメンタリティを享受することができる。メイソン・グリーンウッド、マーカス・ラッシュフォード、スコット・マクトミネイのような若い選手にとって、クリスチアーノがいることは大きな助けになるだろう」

　C・ロナウドは、マンチェスター・シティへの移籍が有力と報じられていたが、劇的な展開で、お隣のユナイテッドへ2009年以来12年ぶりの帰還を果たすこととなった。ただ、ルーニーは、盟友がライバルに移籍することはないと確信していたようだ。

「彼がマンチェスター・シティと契約するなんてありえないと思ったよ。彼のエージェントは自分の仕事をしてくれた。彼がシティに行くという話が出てきた時点で、ユナイテッドは絶対にそれを許さないだろうと思っていたからね」

　ラストピースが埋まった赤い悪魔は、９年ぶりのリーグ制覇を果たすことはできるか。2007-08シーズン以来優勝から遠ざかるチャンピオンズ・リーグでの戦いにも大注目だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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