やはり先輩へ相談をしていたようだ。
元日本代表DF内田篤人氏が、DAZNで配信中の冠番組『Atsuto Uchida's FOOTBALL TIME』で、自身の古巣であるシャルケへ移籍した板倉滉から、契約前に電話で連絡があったことを明かした。前回の放送で、ある選手から移籍に関する相談を受けたことを打ち明けていたが、その主は板倉だったようだ。
現在、シャルケのアンバサダーを務める内田氏は、24歳の日本代表DFから「何チームか(候補が)あり、迷っています」と相談されたという。
「僕がいた時はチャンピオンズ・リーグやヨーロッパリーグにバンバン出てたし、絶対に行ったほうがいいよと言えたんだけど、いまは2部に落ちちゃったんで、ちょっとどうかなぁと思うけど、個人的には行ってほしい。大迫(勇也)や乾(貴士)もドイツ2部から上がって行った。よければ上(のチーム)が取ってくれる。そこから先は自分の活躍次第だから」
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「いまは2部に落ちちゃったんで…」
そうアドバイスを送った後輩は、結局シャルケ行きを選択した。内田氏は「シャルケを選んでくれた。非常にうれしい」と語り、こう続けている。
「日本人には優しくしてくれる。僕がちゃんと礼儀正しくプレーしていたんで(笑)。歓迎はしてくれるはず。ただ、選手として能力がダメだと思われたらめっちゃブーイングされるので、気を付けたほうがいい。そこは厳しいです。まぁ大丈夫でしょ」
その板倉は、入団会見で「内田選手のように、ファンに感動を与えられることができたらうれしい」と語った。偉大な先達のように活躍し、悩める名門を1部昇格に導けるか。新たな挑戦に注目だ。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部