久保はどこから崩すべきかを考えながらプレーしていた
1-0で勝利した南アフリカ戦は、日本にとって“ちょうどいい”勝利になったのではないだろうか。本大会ではこのくらい相手の守備をこじ開けるのが大変だと知ることができて、ある意味良いスタートになったはずだ。
前半から相手が割り切って5-4-1のシステムで守りながらカウンターから勝機を見出してくるなかで、日本はしっかりリスク管理をしながら攻撃を仕掛けられていた。
ミドルゾーンまでボールを運びながら、最後の仕上げの部分でどう点を取るかがポイントとなったが、後半に入ってパスワークのテンポやスピード感が上がりゴールチャンスを作れていた。
一方で相手にボールが渡った瞬間には、即時奪回の意識も見られた。前半から遠藤がファーストディフェンダーとなって素早くボールを奪い返した時には、そのままショートカウンターからチャンスにつながるケースもあった。
前半から相手が割り切って5-4-1のシステムで守りながらカウンターから勝機を見出してくるなかで、日本はしっかりリスク管理をしながら攻撃を仕掛けられていた。
ミドルゾーンまでボールを運びながら、最後の仕上げの部分でどう点を取るかがポイントとなったが、後半に入ってパスワークのテンポやスピード感が上がりゴールチャンスを作れていた。
一方で相手にボールが渡った瞬間には、即時奪回の意識も見られた。前半から遠藤がファーストディフェンダーとなって素早くボールを奪い返した時には、そのままショートカウンターからチャンスにつながるケースもあった。
相手が9枚でブロックを作ってきた時には、ただボールを回すだけではなく、所々で縦パスを入れながらリズムを変えていた。相手を中央に絞らせてからサイドを使ったり、逆にサイドに展開してからハーフスペースを使ったり、相手のいないスペースから攻めようというトライが試合中に何度も見られた。
その中心にいたのがトップ下の久保だ。足もとでボールを受けるだけでなく、立ち位置を色々と変えながらどこから崩すべきかを考えながらプレーしていたように感じた。左サイドから速いボールを入れて三好を走り込ませたり、自らがハーフスペースから入っていったり、また相手ディフェンダーの背後に抜け出して酒井宏樹のスルーパスを引き出せば、右サイドの堂安とワンツーで切り崩してPKかと思わせるようなシーンも作った。
そうした工夫が結実したのが決勝ゴールだった。左サイドで相手選手の目線を集めておいたなかで、田中碧からのサイドチェンジを受けてシュートにつなげた。ピタリと足もとに止めたトラップ、そこから自らシュートの角度を作った仕掛け、その技術の高さと緊張感のある試合で決め切るメンタルの強さは圧巻だ。やはり彼はそういう星の下に生まれたタレントなのだという感じがした。
その中心にいたのがトップ下の久保だ。足もとでボールを受けるだけでなく、立ち位置を色々と変えながらどこから崩すべきかを考えながらプレーしていたように感じた。左サイドから速いボールを入れて三好を走り込ませたり、自らがハーフスペースから入っていったり、また相手ディフェンダーの背後に抜け出して酒井宏樹のスルーパスを引き出せば、右サイドの堂安とワンツーで切り崩してPKかと思わせるようなシーンも作った。
そうした工夫が結実したのが決勝ゴールだった。左サイドで相手選手の目線を集めておいたなかで、田中碧からのサイドチェンジを受けてシュートにつなげた。ピタリと足もとに止めたトラップ、そこから自らシュートの角度を作った仕掛け、その技術の高さと緊張感のある試合で決め切るメンタルの強さは圧巻だ。やはり彼はそういう星の下に生まれたタレントなのだという感じがした。