東京五輪で日本とグループステージで同組となったフランスのシルヴァン・リポル監督が７月15日、翌日に行なわれる韓国とのテストマッチに向けたメディア対応に応じた。韓国の複数メディアが伝えている。

　フランスの指揮官は韓国について「技術的に脅威を感じている」とその印象を語る。韓国は13日にアルゼンチンとの強化試合で２-２と引き分けたが、「韓国の選手たちは非常にテクニカルで、テンポもとても速い」と感じているという。

　また、フランスのボルドーに所属するファン・ウィジョに関しては「よく知っているよ。迫力のある選手だ」と警戒し、また「アルゼンチン戦では、スピードも技術もあるオム・ウォンサングも良かった」と振り返った。

　フランスにとって韓国は“仮想日本”となる格好の相手だが、リポル監督はその点についてそこまで意識はしていない様子だ。

「たしかに日本と韓国は似ていると思うが、我々はオリンピックという大会に向けて準備をしている。日本戦にフォーカスするのではなく、グループステージの初戦で当たるメキシコ戦の準備をするだろう」
 

　いかに良い状態で大会本番を迎えられるか。

「韓国との試合はフレンドリーマッチ。選手のコンディションチェックに焦点をあてるつもりだ。天気は暑いし、彼らの健康と回復に注視したい」

　フランスはグループステージでメキシコ、南アフリカ、日本の順番で対戦。森保ジャパンにとっても難しい相手となるフランスが、アジアの強豪韓国を相手にどのような戦いを見せるか注目だ。

構成●サッカーダイジェストweb編集部

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