ナポリ戦の結果が、ピルロ監督の進退に影響か
新人監督アンドレア・ピルロの下で連覇を逃しつつあるユベントスの会長が、2年前に袂を分かった元監督と会ったとあれば、メディアが騒ぐのは避けられないだろう。
イタリア紙『Gazzetta dello Sport』や『Tuttosport』は4月4日、ユーベのアンドレア・アニェッリ会長が、マッシミリアーノ・アッレーグリ元監督と会ったと報じた。
3日のトリノダービーで引き分けたユーベは、残り10試合で首位インテルに12ポイント差をつけられており、10年ぶりの王座陥落が濃厚となった。そのため、監督経験がなかったピルロに指揮を託すべきだったのか、議論は後を絶たない。
そんななか、4日にアニェッリがアッレーグリと一緒にトリノ・ダービーを観戦していたとの報が出回った。周知のように、アッレーグリは、在任5年で2度のチャンピオンズ・リーグ決勝進出やリーグ5連覇を果たした指揮官だ。現状を受けて復帰を望むファンも少なくない。大きな注目を集めたのは当然といえる。
報道によると、ダービー観戦は事実と異なるという。だが、両者が会ったのは確かで、復活祭(イースター)のあいさつをかわしたという。もちろん、それで即座に「アッレーグリ復任」とはならない。退任後も関係良好な両者は、頻繁に連絡を取り合っていると言われてきた。それだけに、『Gazzetta dello Sport』紙は「コンタクトじたいは不思議なものではない」と伝えている。
イタリア紙『Gazzetta dello Sport』や『Tuttosport』は4月4日、ユーベのアンドレア・アニェッリ会長が、マッシミリアーノ・アッレーグリ元監督と会ったと報じた。
3日のトリノダービーで引き分けたユーベは、残り10試合で首位インテルに12ポイント差をつけられており、10年ぶりの王座陥落が濃厚となった。そのため、監督経験がなかったピルロに指揮を託すべきだったのか、議論は後を絶たない。
そんななか、4日にアニェッリがアッレーグリと一緒にトリノ・ダービーを観戦していたとの報が出回った。周知のように、アッレーグリは、在任5年で2度のチャンピオンズ・リーグ決勝進出やリーグ5連覇を果たした指揮官だ。現状を受けて復帰を望むファンも少なくない。大きな注目を集めたのは当然といえる。
報道によると、ダービー観戦は事実と異なるという。だが、両者が会ったのは確かで、復活祭(イースター)のあいさつをかわしたという。もちろん、それで即座に「アッレーグリ復任」とはならない。退任後も関係良好な両者は、頻繁に連絡を取り合っていると言われてきた。それだけに、『Gazzetta dello Sport』紙は「コンタクトじたいは不思議なものではない」と伝えている。
一方、同紙はユーベの“ピルロ後”の選択肢に「アッレーグリが含まれていることは変わらない」とも報じた。「夢」であるジネディーヌ・ジダンや、ルチアーノ・スパレッティ、ロベルト・マンチーニ、ジャン・ピエロ・ガスペリーニといった監督たちとともに、次期監督候補のリストに名前があるという。
『Tuttosport』紙も、ユーベの基本路線は来季もピルロ続投としたうえで、CL出場権を逃す事態は避けなければいけないと報じた。巨額を失うことになるからだ。4位ユーベは5位ナポリと同ポイントだが、アウェーでの直接対決を落としている。7日のホームでの直接対決で勝てなければ、CL圏外に転落する危機的状況にある。
そのため、ナポリ戦はピルロの進退に決定的な一戦になり得るようだ。新型コロナウイルスの影響によるナポリのトリノ遠征を巡り、大きな騒動となった因縁の試合が、ユーベの今後を左右するかもしれない。
アッレーグリは先日、現場復帰への意欲を隠さなかった。ユーベ復帰も除外しないとの声は多い。復帰説はただのメディアの喧騒に終わるのか、それとも…。まずは、7日のナポリ戦に注目だ。
構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部
『Tuttosport』紙も、ユーベの基本路線は来季もピルロ続投としたうえで、CL出場権を逃す事態は避けなければいけないと報じた。巨額を失うことになるからだ。4位ユーベは5位ナポリと同ポイントだが、アウェーでの直接対決を落としている。7日のホームでの直接対決で勝てなければ、CL圏外に転落する危機的状況にある。
そのため、ナポリ戦はピルロの進退に決定的な一戦になり得るようだ。新型コロナウイルスの影響によるナポリのトリノ遠征を巡り、大きな騒動となった因縁の試合が、ユーベの今後を左右するかもしれない。
アッレーグリは先日、現場復帰への意欲を隠さなかった。ユーベ復帰も除外しないとの声は多い。復帰説はただのメディアの喧騒に終わるのか、それとも…。まずは、7日のナポリ戦に注目だ。
構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部