よもやの完敗にアルゼンチン・メディアも驚きを隠せない。
月曜日に北九州スタジアムで開催された親善試合、U-24日本代表vs U-24アルゼンチン代表の一戦は、3日前の第1戦を0-1で落としていたホームチームが見事にリベンジを果たした。
序盤から連動性の高いフォアチェックでアルゼンチンを押し込んで、あっという間に主導権を掌握。ほぼ相手にチャンスらしいチャンスを与えず、両サイドを効果的に活用してテンポの良い攻撃を構築する。前半終了間際に林大地が鋭い抜け出しから先制点を奪うと、後半も高いインテンシティで対峙してペースを落とさず、CKから久保建英→板倉滉で2ゴールを奪取して、3-0の快勝を収めた。
アルゼンチンの全国スポーツ紙『Ole』はこのゲームを大々的に速報。「苦しんだアルゼンチンが日本で3ゴールに沈む」と題して、次のようにレポートしている。
「第1戦の復讐に燃えていた日本に、終わってみれば圧倒された。金曜日のゲームとはまるで違う、すべてが難しくなった印象で、若きアルゼンチンの選手たちはキックオフ直後から日本のスピードに翻弄されてしまう。攻めがままならないなかで、徐々に日本のシャープな仕掛けに苦慮していたアルゼンチンは、前半45分に鮮やかなゴールを決められる。日本の最終ラインから素晴らしいパスを供給され、ペレスとコロンボがハヤシにあっさりと裏を取られると、名手レデスマもノーチャンスな一撃を見舞われたのだ。強烈な平手打ちを食らったかのごとくだった」
後半に入ってグッとボール支配を高めたアルゼンチンだったが、同紙は「それでも東アジアの堅陣をなかなか崩せない。第1戦で決勝点を決めたガイチは孤立の度合いを深め、遠めのシュートを撃つのが精いっぱいだった」と脱帽。そのうえで「ボールを握られながらも好機を重ねたのは日本だった。そしてレアル・マドリーが認めた逸材(久保)と、オランダで活躍するDF(板倉)のコンビにCKから2点を奪取される。まるでリピートしたかのように酷似するパターンだった」と続けた。
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