怪我で戦列を離れていたパリ・サンジェルマンのブラジル代表FWネイマールが、約1か月半ぶりにピッチに立った。
現地時間3月21日のリヨン戦(リーグ・アン第30節)で、69分にキリアン・エムバペと交代で出場すると、トップ下の位置で試合終了まで精力的にプレーし、チームのリーグ首位奪還に微力ながら貢献した。
リーグ・アン1位と2位の直接対決となる4月3日のリール戦(第31節)、4月6日のチャンピオンズ・リーグ準々決勝のバイエルン戦(第1レグ)へ向けて順調に回復していることをアピールしている。
今年2月10日のカーン戦(フランス・カップ9回戦)で負傷し、チームから離脱していたネイマールは、リハビリ期間中に生活習慣を見直すことにしたようだ。
ブラジル・メディアの『UOL』は、ネイマールが早期にチームへ復帰するために、毎日3回のリハビリ・トレーニングと食事を「ビーガン」へと変更していたと伝えている。
20代最後の年で生活習慣の改善に着手
リオネル・メッシやセルヒオ・アグエロなど、ビーガン食を取り入れているサッカー選手は増えてきており、怪我防止やコンディションを保つ上で効果があると言われている。
ネイマールは17年夏にパリSGに移籍してから、毎シーズンのように筋肉系のトラブルで長期離脱を繰り返している。
パーティー好きのネイマールは、以前から『L’EQUIPE』紙などのフランス・メディアに睡眠のとり方や飲食物摂取のあり方、水分補給など、その不健全な生活態度が怪我を引き起こす要因になっていると指摘されていた。
今年2月5日で29歳となったブラジル代表のスターは、20代最後に生活習慣を改め、新のメガスターへと成長することができるか。今後の彼の活躍に注目したい。
構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部