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【橋本英郎】独断と偏見の“J歴代パサー”ベスト10! ヤット、俊さん、ミツオ、憲剛を抑えての第1位は──

カテゴリ:Jリーグ

橋本英郎

2021年02月08日

最終ラインから前線までを貫くスルーパスを何度も通された。

左上から時計回りで遠藤保仁、小笠原満男、中村憲剛、そして中村俊輔。いずれもJの歴史にその名を刻む名パサーたちだ。(C)SOCCER DIGEST

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 今回のコラムは、僕がかつて共に戦った、あるいは対戦するなかで感じてきた名パサー10選をお届けしたいと思います。

 編集部からの要請でランキング形式にしてみましたので、10位からのカウントダウンで発表していきます。

 まず10位は、元ガンバ大阪の【マルセリーニョ・カリオカ】選手です。

 このブラジル人MFのなにが凄いって、コーナーキックをアウトサイドキックで上げてしまうんです。なぜできたのか。足首の柔らかさと足の小ささが影響していたと思います。パスの弾道もいろいろ持っていて、優しさを感じるボールでした。またFKはドライブ回転をかける球種も蹴ってましたし、本当に凄かったです。ただ、実際のJリーグでは思うような結果に繋がるプレーが少なかったので10位にしました。

 9位は横浜F・マリノスの【扇原貴宏】選手です。

 彼のロングキックの弾道、精度は、いままでで見た選手のなかで抜けていました。低い弾道で速さもあり、ボランチから前線につけるインサイドパスも強いグラウンダーでとても綺麗でした。
 

 続いて8位にセレクトしたのは、サンフレッチェ広島の【青山敏弘】選手。

 扇原選手の場合は実際にセレッソ大阪でチームメイトとして感じた巧さでしたが、青山選手とは一緒にプレーはしたことがありません。対戦相手として向き合うなかで、同じくロングキックの精度の高さに舌を巻かされました。また、インサイドパスのミート技術、そしてそれを公式戦の緊張感があるなかで悠々とこなす凄さ。対戦しながらいつも、「いいキックしてるなぁ」と感じながら見ていました。

 さて次は7位。意外かもしれませんが、かつてジェフ千葉や広島で活躍した【イリヤン・ストヤノフ】選手にしました。

 2004年から05年にかけて対戦した際、彼はジェフでリベロのように振る舞って、最終ラインから前線までを貫くスルーパスを何度も通されました。そのなかでも、鮮明に覚えているのが05年のホーム最終戦で通されたスルーパスからの失点です。浮かせたパスではなく、グラウンダーで最終ラインから前線まで通してしまう度肝を抜くパスでした。

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