タレント力、選手層、戦術浸透度はリーグ随一だ
圧巻の成績で昨季のリーグ戦を制し、天皇杯との二冠を達成したチームだ。その戦力は、他チームの追随を許さない。現にタレント力、選手層、戦術浸透度はリーグ随一である。
ただし、中盤の戦力に関しては読み切れない面もある。大黒柱の中村憲剛が引退し、不動のアンカーだった守田英正が海外移籍。代わりにジョアン・シミッチ、小塚和季、塚川孝輝を獲得したが、どのような構成になるか。特に昨季通りの逆三角形型を敷く場合、アンカーの人選は注目だ。攻守に働けるJ・シミッチ、塚川らを置くか、昨季同様に田中碧を回すか、大卒の橘田健人らを抜擢するか。指揮5年目の鬼木達監督の選択は実に興味深い。
現時点での編成は29人。目標のリーグ連覇、ACL優勝を果たすためには若手の成長も必須だ。ちなみに新シーズンからはエグゼクティブアドバイザーとなった庄子春男氏に代わり、竹内弘明氏が強化本部長に就任。強化体制にも変化があった。
ただし、中盤の戦力に関しては読み切れない面もある。大黒柱の中村憲剛が引退し、不動のアンカーだった守田英正が海外移籍。代わりにジョアン・シミッチ、小塚和季、塚川孝輝を獲得したが、どのような構成になるか。特に昨季通りの逆三角形型を敷く場合、アンカーの人選は注目だ。攻守に働けるJ・シミッチ、塚川らを置くか、昨季同様に田中碧を回すか、大卒の橘田健人らを抜擢するか。指揮5年目の鬼木達監督の選択は実に興味深い。
現時点での編成は29人。目標のリーグ連覇、ACL優勝を果たすためには若手の成長も必須だ。ちなみに新シーズンからはエグゼクティブアドバイザーとなった庄子春男氏に代わり、竹内弘明氏が強化本部長に就任。強化体制にも変化があった。
■ポジション別戦力分析
FW
左を主戦場に両ウイングをこなした齋藤は移籍したものの、歴代最多88点をマークした主力陣は健在。大分から復帰の知念には注目で、遠野は中盤との併用か。
MF
中村が引退、守田が移籍と、最も出入りのあったポジションで、未知数な面も。ただし、大島、田中、脇坂らタレントの質はトップレベルである。
DF
前線とともに質の高いターンオーバーが可能だ。やや層の薄かったSBはアタッカーの旗手を回すオプションも実証済み。
GK
昨季、35歳にして改めて能力の高さを示したチョン・ソンリョンが守備を引き締める。ポイントはその後を追う争い。誰がアピールするか。
監督
3度のリーグ制覇は過去3人目となる歴代最多。人心掌握術、マネジメント力は抜群で、勝負勘も見事。5年連続のタイトルを目指す。
文●本田健介(サッカーダイジェスト編集部)
※『サッカーダイジェスト』2月11日号(1月28日発売)より一部修正して転載。
【画像】川崎フロンターレの2021年シーズン予想布陣はこちら!
【2020ー21移籍動向一覧】J1・J2・J3 新加入、退団、引退選手&監督動向まとめ
FW
左を主戦場に両ウイングをこなした齋藤は移籍したものの、歴代最多88点をマークした主力陣は健在。大分から復帰の知念には注目で、遠野は中盤との併用か。
MF
中村が引退、守田が移籍と、最も出入りのあったポジションで、未知数な面も。ただし、大島、田中、脇坂らタレントの質はトップレベルである。
DF
前線とともに質の高いターンオーバーが可能だ。やや層の薄かったSBはアタッカーの旗手を回すオプションも実証済み。
GK
昨季、35歳にして改めて能力の高さを示したチョン・ソンリョンが守備を引き締める。ポイントはその後を追う争い。誰がアピールするか。
監督
3度のリーグ制覇は過去3人目となる歴代最多。人心掌握術、マネジメント力は抜群で、勝負勘も見事。5年連続のタイトルを目指す。
文●本田健介(サッカーダイジェスト編集部)
※『サッカーダイジェスト』2月11日号(1月28日発売)より一部修正して転載。
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