現地時間１月31日にラ・リーガ第21節が行なわれ、バルセロナはアスレティック・ビルバオを２-１で下した。

　この試合で先制点を叩き込んだのが、アルゼンチン代表FWリオネル・メッシだ。直接FKを叩き込んだエースの活躍で試合の主導権を握ると、後半に１点を返されたものの、アントワーヌ・グリエーズマンの決勝点で勝ち越し。ラ・リーガでの５連勝を手にしている。

　試合後、バルサのロナルド・クーマン監督は「非常に満足。勝利に値する試合内容だった」とコメント。さらに、スペイン紙がクラブと背番号「10」の契約内容を暴露した報道については、エースを擁護した。

　報道によれば、メッシは2017年11月からの４年間で最大で５億5000万ユーロ（約690億円）を受け取るとされ、その金額の大きさが賛否を呼んでいる。しかし、クーマン監督は「非常に悪意がある」と報道を批判している。

「スペインのサッカーのため、そしてバルセロナのために素晴らしい仕事をしてきた選手を傷つけている。彼は生まれながらの勝者だ。あらゆる状況を克服する方法を知っているからだ。

　あんなものがどうやってマスコミから出てきたのか知る必要がある。出てくるにしろ、出てこないにしろ、メッシとバルサを傷つけることに興味がある人がいることは確かだろう。なぜ彼との契約をバルサの破産を結びつける必要があるんだ？」
 

　そして、「こんなことをする人物が内部にいるとしたら、その人間にバルサでの未来はない」と切り捨てている。

「クラブの誰かがリークしたとしたら、これ以上悪いことはない。レオがこのクラブのためにどんなことをしてきたのか？ 彼はこのクラブですべてを証明し、成長とタイトル獲得に貢献してきた。最も重要なのはこの実績であり、ほかのことはナンセンスだ」

　この勝利でバルサは２位に浮上し、１位のアトレティコ・マドリーとの勝点差は10ポイントとなった。指揮官は「チームの状態はとても良くなっている」と述べ、不動のエースを含めた巻き返しへ意気込んだという。

　ちなみに、現地ではこのリークについてメッシの弁護士が、契約内容を把握することのできた前会長のジョゼップ・バルトメウ氏、契約担当のオスカル・グラウCEOらに対して、秘密保持契約違反で訴える準備を進めているとの報道もある。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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