• トップ
  • ニュース一覧
  • フランス・メディアにスケープゴートされた酒井と長友。評価を上げるために必要なのは…【現地発】

フランス・メディアにスケープゴートされた酒井と長友。評価を上げるために必要なのは…【現地発】

カテゴリ:海外日本人

結城麻里

2021年01月02日

「マルセイユの最大問題がナガトモなら…」

マルセイユの酒井(左)と長友に厳しい声が…。(C)Getty Images

画像を見る

 日本代表の酒井宏樹と長友佑都が所属するオランピック・ド・マルセイユは12月31日、1週間の短いウインターブレイクを終え、早くも後半戦に向け練習を再開した。

 バカンス中にマルセイユをめぐって話題になったのは、日本人両サイドバックのパフォーマンス。ソーシャルネット上に不満が滲むや、一部ウォッチャーもメディアで2人のサムライをこきおろした。

 12月28日に放送された人気討論番組『L’EQUIPE DU SOIR』でこれに飛びついたのは、『FRANCE FOOTBALL』誌のナビル・ジェリット記者。「マルセイユの今後は心配か」の題目がくるや、「心配にきまっているじゃないか! 両サイドバック問題があるだけで明らかだ! サカイ、ナガトモでフランスチャンピオンなんてありえないだろうが!」と大声を上げた。
 
 だがこれに反論したのが、『L’EQUIPE』でマルセイユ番を長く務めた経験をもつエルヴェ・プノ記者だった。プノ記者は、「サカイは試合を重ねすぎて疲労蓄積状態だったし、ナガトモはしばらく第一線で戦っていなかった。何だ、ナガトモ、ナガトモって! だいたいマルセイユの最大問題がナガトモなら、それこそフランスチャンピオンになれちゃうと思うな!」と笑い飛ばした。

 マルセイユはフランスの人気ナンバー1クラブ。それが不調に陥れば話題は沸騰し、誰かをスケープゴートにする単純構図が人気を集め始める。だが識者だけでなく、ファンも相対化して見るのを忘れていない。あるマルセイユ狂は、「長友が期待外れだった事実は否定できないが、チーム全体が期待外れだったのであり、運悪くそこに落ちてしまっただけ」と分析する。

 もっとも長友のオウンゴールとタッチライン際の空振り(12月19日ランス戦、1-1)は、どうしても「過去の亡霊」を彷彿させてしまった面がある。実況アナも思わず、「かつてコウジ・ナカタが同じようなオウンゴールをしましたねえ」と口走った。だがこの日の解説者で、サンテティエンヌ監督として松井大輔を率いたアラン・ペランは、これに反応しなかった。
【関連記事】
【主な日本人欧州組の前半戦通信簿|DF&GK編】最高点は“冨安超え”の23歳DFに! 吉田、長谷部、長友、川島らベテラン勢で評価を上げたのは?
【主な日本人欧州組の前半戦通信簿|MF編】センセーショナルな活躍を見せたアンカーが唯一の100点満点! 久保、堂安、鎌田ら15人を一挙採点
【主な日本人欧州組の前半戦通信簿|FW編】ほぼ満点の出来だった“ジャガー”! 南野&大迫の森保ジャパン主軸コンビは辛口評価…
<2020ベストヒット!>「ほんとにいた!」マルセイユ酒井宏樹が“新加入”長友佑都のコミュ力に脱帽! 「もうみんなと話してるし笑」
「色々あった」移籍に迷いか…久保建英の“意味深投稿”にファン騒然「なぜこの写真を選んだの?」

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト なでしこJに続け!
    4月10日発売
    U-23日本代表
    パリ五輪最終予選
    展望&ガイド
    熾烈なバトルを総力特集
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト 世界各国の超逸材を紹介!
    4月18日発売
    母国をさらなる高みに導く
    「新・黄金世代」大研究
    列強国も中小国も
    世界の才能を徹底網羅!!
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 高校サッカーダイジェストVo.40
    1月12日発売
    第102回全国高校選手権
    決戦速報号
    青森山田が4度目V
    全47試合を完全レポート
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ